無農薬野菜とは

ヤーコン 農家の役割

06380332.時はヤーコン ということで 今日は掘りました それが今日の写真 2年ぶりのヤーコン君との対面でした 4月に植え付けて 12月に堀上げる その間何回か土寄せをするのですけど 今年は手が回らず放任になってしまった そのせいか収量が悪い お客さんには一回づつくらいは入れられるかな 来年はしっかり作りたい でも 梨のようにさっぱりとしておいしいので かなり自分で食べちゃうのですね

左手の薬指が痛い ひょっとしたらひびが入っているかも 昔右足の甲を骨折したとき ずっと1ヶ月くらいじんじんするなあ と思って病院行ったら折れていた ということがあったので なんとなくやばい感じがする でも そのうちひっつくからなんとかなるだろう 今指が使えないと仕事にならんから こんなときは痛みは無視する

さて 今日のねた 農家はどこまでが役割なのか?ということ つまり農家は農産物を作って 販売するわけだけど 畑から収穫してきて お客さんに送る場合 きれいに出荷調整したりする農家もいれば 僕のように そのまま箱つめして送る人もいる 収穫する時間と同じぐらい そうしたきれいにする出荷調整に時間をかける必要を迫られている農家はかなり多く かなりの負担だろうなと思っている 本当に安全や安心なもの ということであるのならば 栽培されたそのままの状態で収穫して そのまま送ってしまって何がいけないのだろうか? 結局のところ 安心・安全ということを求めながら 土をきれいに除き できるだけ見栄えよくしないことには 消費者の購買意欲を掻き立てないということならば そこまでの負担に農家は耐え続けなければいけないのだろうか?

 僕らのように 完全に無農薬で野菜を作るということ自体 かなりのリスクを負っている 全滅したとして その責任はもちろん全部自分でとるわけである だから文句は言わないしそれで文句があるようだったら 最初から農薬をかければいい そして 種蒔きから収穫まで 1ヶ月 2ヶ月 ときには9ヶ月とかかかる農産物 その間畑で管理しながら草とったりして育てて そしてようやくできた!と思った時点で 正直 僕なんか精も魂も尽き果てている といっても過言ではない そこからさらに 手間をかけてどうのこうの という気分には僕はならない 僕は野菜を育てあげた時点で 僕の役割は終わっていると思っている なので あとのきれいにしたりとか 食べる前の段階のことは 大変申し訳ないとは思うけど お客様にお願いしたい そのへんで農家の役割というのは いいのでは?と思うけど もちろん現時点では一般的にはそんなことは許されないだろうとは思う これは消費者の方に そのあたりを理解してもらって 歩み寄ってもらうしかないだろう 

だから お願いなのです 本当に安心 安全なものを食べたいというのならば 僕ら生産者に少しでも歩み寄っていただき できるだけ 生産者の負担を軽くするような状況にもっていかないことには 共倒れになりますよ それでなくても 農家はどんどん減っているんですから 最終的に自分達の首をしめることになります どうぞそのあたりをご理解 ご支援賜りますよう 何卒よろしくお願い申し上げます 

1 thought on “ヤーコン 農家の役割

  1. 大変なようですね。

    残念ながら,黙っていても消費者の側から歩み寄ってくれる時代は30年前に終わりました。それは有機農産物が稀少だった古き良き時代の出来事です。現在は宅配の無農薬野菜など珍しくない物で,数あるサービスの中から自分にに合ったものを選べます。それは有機農業者自身が望んできた「有機農業の発展」の結果に他なりません。供給が十分にある以上,共倒れにはならず,倒れるのは農家だけです(笑)。
    国内ではどんどん減っていても,海外には農家が五万といます。

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