ネイティブ・アメリカン

じゃがいもの種 と へいおか

8192c247.さて 今日の写真 これはじゃがいもの種芋を購入したところで それぞれの品種の説明などがあったので 参考に撮影してみた こうしていろんな種類があって 今年は 男爵 北あかり メークイン ほっかいこがね アンデス スタールビー きたむらさき と作る まあ 何反とやるわけではないし 手植えなので 限界がある そして 植えるのは簡単だが 掘りあげるのがこれまた大変 なので ほどほどにしておかないと 自らの首を締めることになりかねない お客さんには いろんなのをバラエティー豊に食べてほしいので できる限りがんばって作付けしたいが これまた体力勝負となる

 ネイティブ・アメリカンのそれぞれの部族には (へいおか)と呼ばれる人がいて独特の役割がある それは一般の人のまったく逆をやるということ 馬も後ろ向きに乗ったり 人が右に行けば へいおかは左へ という具合 そして 僕が4日間共に踊ったサンダンスでは 通常太陽に正対してそれぞれ10人前後でラインを作りながら(列を乱すとラインリーダーという2メートルぐらいの大男が注意しにやってくるのが怖い)踊り続けるのだけど へいおかだけは 一人でいろんなところを走り回り 命がけの厳粛な儀式にも関わらず 尻を叩いたりして 挑発しておどける さしずめピエロのような存在だ そして 何が腹たつといえば 僕らサンダンサーは踊りが始まったら 一滴の水も飲めないし触れない なので喉はからから 血が出そうになる そして意識も疲労困憊なときに 水鉄砲で 僕らの顔にビューと水を吹きかけていく 無意識に飲もうとするが 完全になめきった行動が許せない 
なぜ部族の中に こうした存在を意識しておいて置くのか? と考えるとなかなか奥が深い気がする 翻って 僕らの社会は経済やお金 といったものが中心に回っているように思うけど それに対してのへいおかは 農業を含む 第一次産業かもしれない いつの時代でも絶対に人が生きていくためには必要な仕事だけど いつの時代もまた 日の目を見ない産業でもある だからこそ 農業をやっている人の多くは奇人変人のオンパレードだし(俺じゃねーぜ) 時代に常に逆らっていることが多いのかもしれない  

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