コラム・百姓から見た世のつれづれ

社会のレール 運命のレール

36aa6d7a.今日は一転して寒くまたまた 風が凄い 朝畑に行ってトンネルが飛ばされないように 押さえる器具を支柱に多めに取り付ける こんな風の強い日は 畑にいるだけで疲労する 

今日の出荷 とうとうじゃがいもがなくなり いも類は何もない状態 あとはしこたま葉物ばかりのお野菜セットとなった この時期は仕方ない なんとか端境期を乗り切りたい

今日から4月1 バイトで空港の中を走っていると いかにも今日から社会人だという初々しい スーツ姿の若者の大群を見かける 中学・高校・大学 そして就職して社会人となる という 暗黙のレールというものが存在しているのは承知の通りだと思う そして 何が問題なのかといえば こうしたレールが実際にあってそこ乗って入ればなんとかなる という幻想だ もちろん 私たちが構成している社会では 実際に学歴や肩書きなどで いろんなことが判断される世界があるのは当然だけど 実は その社会のレールの下には もっと大きい 運命のレールというのが存在している そして 何も悪いことなど考えたこともないような 人の上に ある日突然 ものすごい不幸な出来事が襲ってきたり 自分でも不思議なくらい あれよという間に引きこまれていく世界もある このように 運命のレールというのは 一見偶然のような顔をして 必然の厳しい現実を誰の前にも突きつけていく まことに不思議な世界が広がっていて 僕らは この葉 のように生きていくこと自体を揺さぶられる そこには 何の保証もなく何の安定もなく ただただ日々を必死に生きていくことだけでしか 切り抜けられないものがあって マニュアルや人の意見も参考にはならない 
 社会のレールも大事 そして運命のレールも受け入れていくことはもっと大事 そのふたつを対処していくことができれば 人生の達人といえると思う 新しく社会に出る若者には 是非 がんばって欲しいと 百姓おじさんは勝手にエールを送るのです(エープリルフールか?) 今日の写真 成長してきた ズッキーニ はやく食べたい

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