環境問題

日本の農業の目指す方向~健全さとは多様性

bf6e5d80.さて 今日の写真 これはお客様が振り込んでいただいている用紙です こうしてたまに励ましや体のことなどを大変気付かう お言葉を頂戴する いつも ああ ありがたいなー うれしいなー と思いながら しみじみこの用紙を握り締める なので ついついお野菜迷惑かなー とか思いながら たくさんたくさん入れすぎてしまいそうになる ほんと 気持ちだけで 百姓仕事をやているのかもしれないなー 

以前 テレビで商社伊藤忠の会長さんが 日本の農業はもっと保護すべきだ そしてもっと国際競争力をつけるべく 最低でも 一軒 100ヘクタールぐらいに集約すべきだ と発言していた なるほど もし僕が農水省の技官だったら 国のためにがんがん集約化を進めるかもしれない よく言うことだけど 僕らのような 個人で数ヘクタール以下の農家がいくら増えたところで 自給率には何の影響もないし 個人農家が野菜セットで世帯を支えられるのはどれだけがんばっても 数百世帯にしか過ぎないわけで キューバのように国の制度でもって 都市が自給を目指すということが 今の日本で適切な政策だとは思わない ただ 産業として そうした大規模な法人農家や 僕のような完全なアウトサイダー農家が混在して切磋琢磨する状況 それこそが 健全な状態といえるのではないかと思う 農薬てんこもりの農産物もあっていいし 有機栽培の農産物ももちろんもっともっと増えていい(理想は3割ぐらい 今は0・17パーセント!) 先のギョーザ事件にもあるように 選択肢が一般の消費者にはないという状況 不満があっても それを食べざるを得ないということが不幸である 今はもう 産業として成り立たない状況にある農業をなんとかせんといかんわけで 慣行農法がどうとか 有機栽培とか自然農法がどうとか なんて枝葉末節の議論にすぎない

10年はがんがん儲かる農業をやろう それが終わったら 自給を目指す農業をやろう それとも また会社勤めに戻るかな とかそうした 社会人として 仕事の選択肢の一つに農業が入ること それが僕の夢でもあるし そんな社会になったら 素敵だと思う 
 

2 thoughts on “日本の農業の目指す方向~健全さとは多様性

  1. 日本農業というか、いろいろな意味でこれからの食料について非常に心配している一人です。
    タケシさんが農業後継者の少ない世界に飛び込み周囲の人々との和を持って奮闘、頑張っている姿はとても頼もしく感じます。
    難題に取り組む事は大変な事だと思いますが、目標である「意欲ある若者が農業で食べていける、地域循環型農業の新しい仕組みを確立すること」が達成できる事を願っております。

  2. 書き込みありがとうございます 長年の間 ご立派なことをおやりになられていて 尊敬いたします 自分はまだまだ若輩物でして いまだひたすら生き残りをかけて日々戦っておる次第です どうぞこれからも暖かい目でみてやってくださいませ 

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