『旬の有機野菜セット』

6月3週 『旬の有機野菜セット』~梅雨だけどらしくない編~第一次産業の崩壊の序曲

c66473ef.フランスどうしたんだ!? さて今日の写真 ようやくズッキーニが初出荷となる 実はこれ2本目 一本目はどうしたんだ といえばまだ出来てこない うーん てことで 6月3週 『旬の有機野菜セット』~梅雨だけどらしくない編~ 

きたむらさき(じゃがいも) 大根 キャベツ 人参 カリフラワー ブロッコリー サニーレタス ズッキーニ 小かぶ みず菜 レッドマスタード 11品目

じゃがいものきたむらさきは 量が少ないので早めに出荷しようと思ったが 昨日研修先の先輩農家さんからの書き込みで 長期保存したほうが味が乗る とのアドバイスをいただいたので 来週からは アンデスでいこうかと思う カリフラワー 2本目のブロッコリーが終わる まだブロッコリーは半分ぐらいが残っているが もう花が咲いてきて出荷不可 かわいそうだけど 残りはみんな頭をぶった切って 側枝をとるべくしばらく待つ 
 大根も6月末まで持つかどうか もう時期的に春の野菜は厳しくなってきた 夏野菜の出番が待ち遠しいのだけど これまた軒並みよくない きゅうり トマトが見た目にもよくない おそらく このままだと 春の野菜が終わるころに ぷち端境期がやってきそうなのでお世話になっている高柳家さんから 何品目が調達せねばいけないことになるだろう ふー

 今日のねた (第一次産業の崩壊の序曲) さて 農業ともうひとつ 漁業が戦後日本を支えてきた 第一次産業の両輪なわけだけど この漁業もまた厳しさを増している 今日のニュースでは ここ3年ぐらいの燃料が3倍にもなり いかの漁船が一斉に休業に入ったらしい 漁業におけるデータ 
 戦後のピークは 109万人の漁師さんがいた 現在は20万人 年間やめていく漁師さんは 一万人前後 対して新規で漁師になる人は 1800人前後 そして現在の漁師のほとんどは65歳以上 遠洋漁業のマグロなどは 幹部が日本人で作業員はほとんどがインドネシア人などアジア地域の外国人 でもその幹部すらもうやる人はいなくなっている状況
 偶然にも この数字だと あと20年前後で机上の計算だと この国から漁師はいなくなる 農業と同じというのはおもしろい そうこの国から 第一次産業がなくなるのは どうやらあと20年前後 というのは もう動かない事実になりつつある

 田舎で農業や漁業に従事する 第一次産業の人たちが 戦後一貫して 自民党政治を支持してきたわけで その政治的安定を背景にして ここまでの経済的発展を遂げてきたのは言うまでもないこと そして この田舎の構造が崩壊していくにつれ 地方の時代とか予算配分も含め 全く先の読めない状況に入りつつある いまや自民党を支持する基盤というのは日々一日経つごとに失われつつある 20年後 農業と漁業が崩壊したその国がどうなるのか?という先進国の興味深い実験が行われる 食料や燃料 エネルギーなどをほぼ外国に依存して どのような経済発展なり 国のあり方が考えられるのか 今 それが問われているわけで 明治維新と匹敵するぐらいの国としての方向転換を求められていると思うのだけど それにしては 若くてきれのいい リーダーやら政治家というのは今のところ見当たらない いまだお金儲けに忙しいらしい ああでも 早めにがっつり儲けて税金などの安い諸外国に移住して あとは投資などで資金を増やして老後を 素敵なリゾートで過ごすというのも 1つの手かもしれないけど はたしてどれぐらいの人が この国から脱出できるのだろう?

2 thoughts on “6月3週 『旬の有機野菜セット』~梅雨だけどらしくない編~第一次産業の崩壊の序曲

  1. ああ ラジオでやってましたね このご時世 市場や農協の言いなりになっていても もう安定して野菜を確保できなくなっていることから 自前で作ってしまおうという判断でしょう 売り先は自前でいくらでもある大手ならではの発想ですね 手紙でも履歴書でもなんでも付けて売るのでしょう まあ農薬てんこもりでしょうが・・・僕なんかがコメントできる立場にはないですな

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