有機農業

オフにしてもいいの?キャベツ一個いくらが適正価格?

49278e4f.さて 台風が接近したのだけど 雨が降っただけで特に被害はない 昨日の土曜日は朝から雨が降り続く そしてバイオダイナミック・カレンダーでは 休耕日 ハウスで種を播くのも適さない ということで 体も疲れきっていることだし 思い切ってオフにする そしてふと思うけど 今年に入ってこうして休むのは 何回あったのだろうか 一日完全オフにしたのは ひょっとして初めてかもしれない(もう9月か!) 午前中は事務仕事をこなし 午後からつたやに行き 何ヶ月ぶりかにDVDを借りる 昔はよく見たけど 最近は見る時間はないので どんな映画が流行っているのかさっぱりわからん 自然に足は 昔の黒澤映画や古典のコーナーをさ迷う 

今日は 根菜の日 玉ねぎの晩生の種まきを行う これで玉ねぎの種まきが終わる 次は大根だと思ったらまた雨 明日に回す 百姓仕事は天気次第 畑の状態やら いろんな状況で仕事はころころ変わる 自分の都合で決められることはことのほか少ない その意味では 世間に縛られてはいないけど 自然にはがんじがらめだ

『日本の消費者はわがままだ』・・・(もちろん僕も含めて) よく言われることだし いつも理解ある消費者にお世話になっているけども 生産者の立場から見ると そう思う 昨日なにげにテレビを見ていると スイスの農業事情がやっていた まあどこまでが本当かはわからないけど 日本とよく似た中山間地の牧畜中心の農業スタイル 驚くのはスイスの人は国内産を積極的に買っていること なんと自然卵が 一個 61円!!! 日本では考えられない そして国が農家を直接所得補償していること とある牧畜農家では なんと 年間 550万円が最低でも補償されている!!!(ひえー)ていうか それで充分じゃないのか?と思わず画面に突っ込む これまた日本じゃ考えられん 

キャベツ一個は はたしていくらが適正価格なのか? おそらく日本の消費者の感覚だと 100円というだろう そしていくら 無農薬だとか なんとか農法だとか こだわりのなんとかとか いわゆる付加価値なるものが付いたとしても 200円が限界だろう つまり 日本の野菜栽培においては 100円~200円という 限定されたビジネスだということだ 車の世界では 10万の軽トラから億単位のフェラーリまで あるけど 野菜に関してはそうした市場は存在していない しかし 安全性に関しては 常に 世界一を求められる いろんな偽装やら食の問題で 各メーカーやらが 偽装をしている背景にはこうしたことがある(もちろん嘘をつくのは最低だけど) たしかに こうした状況でも 儲かっている農業者はいっぱいいるけど 産業全体のことを考えるならば 今後 消費者の消費行動を変えていく 現実を伝えていくメッセージを届ける必要があるのは 明らかだと思う

ちなみに とても個人的にだけど 先のキャベツの価格 いくらが適正なのか?を 貧乏百姓の立場から言わせてもらえれば・・・ 200円ーまあうれしい 300円ーおお ありがとうございます 500円ーあいむ ハッピー! 1000円ーYES!GO to HEVEN!!!(意味不明) てことで 今日の写真 昔の農園の 天国のような夕焼け

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