パーマカルチャー

紫キャベツ 霜 自給という幻想

1d461fe3.さて 昨夜あたりから急激な冷え込み そして今朝 ここ成田の我が農園の畑にとうとう霜がおりました いろんな野菜がしなびたように くたっとなりました 本日は出荷の日 キャベツやら葉物などが 朝一番の収穫では無理で 陽が差す9時10時あたりまで 畑でまちぼうけ 右手に包丁 左手には収穫コンテナをもったまま ぼーっと畑で時を過ごしました 今日の写真 きれいに切り分けた 紫キャベツ このきれいな紋様を見るたびに 自然のデザインの素晴らしさを感じます

11月といえば 落ち葉集め 以前神奈川にいたときは わりと近くに大学があり そこのキャンパスでゴミとして焼却炉で燃やしていたものを 全部僕が引き取って使っていました 掃除のおばちゃんたちが ゴミ袋に集めて焼却炉の脇に わんさか集めておいてくれるので それを軽トラにのっけるだけでしたので 楽でした こちらに引っ越してからは なかなか これといった場所がなくて 苦労しています

いわゆる パーマカルチャーでは まず 山があり その中腹に家があり 山の麓には田んぼ そして畑 その周囲に広がる 牧畜の農場があり 周辺を囲むように 果樹などがある
というのが理想 山の上に貯水池を作り または山からの水を利用して 田んぼや畑の水に利用したり 山の落ち葉を利用したり・・・ こうした エネルギーも含め あるまとまった生態系全体をデザインするわけだけど 当然 こんな環境は 日本ではおいそれとは手に入らないし すでにあるところももう少なく これ全体を購入しようと思えば 億単位の金がかかるというわけですな いわゆる 自給という 農園の単位で 各種有機資材 こうした落ち葉や ヌカ 麦わらなどを 自前で調達しようとすれば 膨大な広さの土地と コストがかかるわけです それゆえ 今の日本で 自給というのは どのレベルまでが可能なのか?という範囲の議論しか成り立たないのが現状です 僕は有機農家だけども ヌカはお米を作っていないので 購入しますし 落ち葉をこうしてどこかに出かけていってかき集めます 現代農家というのは 自給というものからは どんどん離れていっているのですね テレビで芸能人がたまにやっている ダッシュ村とかいうのは コストや時代背景を無視して初めて可能な 桃源郷のようなものなんですね・・・・

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