パーマカルチャー

種まき 小浜?大統領

b4567527.さて 今日は朝から雨 そして葉っぱの日 とくればやることはただひとつ ハウスでひたすら 種まきである(今日の写真) 白菜 キャベツの育苗である 僕はこうしてペーパーポットを使う 白菜 キャベツ共に この時期は極早生品種を使う 雨が降る中 静かにハウスの中で 黙々と小さい種を扱っていると 神聖な儀式に近い感じだ ネイティブ・アメリカンの歌を小声で歌って発芽をお願いしてみたりする

 さて 時代は今 小浜である(失礼) オバマ大統領である 本日の朝日新聞に 就任式での演説の内容が書いてある 非常に哲学的で思想的な内容で 税金がどうとか 経済不況がどうとか 細かいことは書いていない 強いリーダーシップを予感させる内容だ オバマさんは 大統領になって こうしたい というビジョンがあるように思える それに対して 日本の総理大臣になる人は みな 総理になることが目的なので なってから何をしようというようには思っていないことがわかる つまり 総理になったら そこで上がり おしまいなのである だからこそ 途中でいやになれば 投げてしまう それが この国の不幸であり 僕らの今の日本人の限界なのかもしれない 

 昔 月に一度 パーマカルチャーの講座に通っていたとき 環境先進国である 北欧の例がよく取り上げられていた デンマークでは 有機農家に対しては直接の所得保証があるし ドイツでは コンクリートで固められた河川の護岸工事を見直し コンクリートをひっぺがし 自然の状態である 蛇行した河川に戻す事業が 公共でもって行われている そうした素晴らしい例の発表を見るたびに 思ったこと (日本はいったい何年遅れているのか?) パーマカルチャーの拠点を立ち上げそれに人生を賭けている 事務局長曰く (100年!) との答えだった 僕の感覚だと 50年ぐらいかな と思うけど 悲劇的なぐらい 今の日本の制度 それを支える 哲学や思想的な基軸は何もない あるのはただ 経済発展それ一辺倒である 

 ちなみにオバマ大統領の演説を考えているのは 27歳の若者らしい 今から4年前に ケリー上院議員の原稿を書いていたときに オバマさんに演説のいいまわしをアドバイスしたことがきっかけらしい とすると 23歳でそうした仕事をしているということだ 今の日本には たぶん 20代でそういう仕事ができる人材はいるとは思うが 社会がチャンスを奪っている そうした場を与えることはおろか じいさんたちの既得権益者がのさばっているのが 今の日本の社会だ 

てことで 百姓である僕は 地べたをはいずり 地面に向かって種を播く 頭のいい人 立派な人 どうか がんばってこの国を立て直して欲しい 農業はなんとかするからさ・・・

 

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