新規就農

2月の終わり 新規就農者の農地確保

b8744830.さて 2月が終わる こうして日々が過ぎていうことは仕方のないことだけど 問題は 畑仕事が追いつかないということだ まだ じゃがいもが植え終わっていないし 春の作付けも遅れ気味 ここ1週間雨がちの天気だったのが痛い 毎回毎回 作付け前には 遅れないように必死にくらいついていくことを 誓うわけだけど 結果が伴うことは 少ない 
 確定申告 歯の治療 そして 今週末には農家のこせがれのイベントで都内へ・・・ やらなくてはいけないことが ひたひたと押し寄せる 時間よ止まれ

新規就農者にとって 畑 というのは まさに 命 当たり前だけど職場である 畑 が未来永劫に安定して確保できる という状態にもっていくのは 至難の業 というよりも 運 の問題だ 農家の家に生まれ 継げば 家と農地は 自動的に手に入る 日本の農業制度 というのは 基本的に この農業を継ぐ ということを基本としているので 僕らのように 縁もゆかりもない土地へ 就農するということは 木の葉で大海へと漕ぎ出すのと同じだ
 今 借りている多くの畑は お世話になっている高柳さんのお力で 地主さんに話を通して 借りさせていただいている その地主さん には 息子さんがいらして 将来どこかに家を構えなければならない ということは 今借りている どこかの農地の一部を お返しして そこを宅地にするわけです 今年の正月に そういう話を聞いて 建てたい場所を聞いた もちろん 僕にとっては 大問題なわけだけど 何年先になるのか わからないことだけど 今から準備して 備えなければならないわけで 今後 どんどん農地の確保に走らねばならない 幸い このあたりでもかなり空いている農地は多いし 比較的条件は良い
僕が この地を選んで正解だったのは このあたりもある 以前の農園のあった神奈川県では 農地というものは もう 風前の灯火だった

 僕らのような 新規就農者で かなりの売上げがある 農家ですら 農地の安定確保は難しい 家は買うことができる でも 僕らが使っている農地をすべて買うには 億単位の金でも足らないぐらいだ 万が一 借りている 農地の相続が発生し 代替わりがあれば どうなるのかは まさに 運 でしかない 新規就農がブームとか 新規就農相談が飛躍的に増えている とか聞くけど だったら 国や自治体はこうした 僕らが突き当たっている現実を 真摯に捉えて ひとつぐらい サポートしようという 動きを見せたらどうなんだろうか? 
 僕は この地に骨をうずめる覚悟でやってきた 体が動く限り 百姓 を続ける だけど 何十年たっても 農地 を自分のものとすることは 未来永劫 ないだろう ずっと借地でやる限り あとは 運 次第である あ その意味で ネイティブの祈りを学んでいるのは 効果ありとすべきか・・・(でも まじで 僕だけじゃなく 仲間やこれから農業やろうとするすべての新規就農者のみなさん がんばろう 農地の確保 うまくいくよう 祈っています)  今日の写真 僕が借りている 古民家

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