百姓の詩

出荷日 きゅうり君 3K産業

67c4989b.今日は 金曜日で出荷日 朝もはよから 野菜の収穫に追われる 相変わらず えんどう君が爆発 ここのところ毎日 えんどう君を食べている 冷やしうどんに入れ パスタに入れ クリームシチューに入れ となんでもかんでも毎日えんどう君 このままいくとたぶん来週には 苗字が 遠藤君に変わっているのは間違いない みさきキャベツ 下葉の地面に接しているところから 傷みが入るものが多い  まだベッドの半分ぐらいしか使っていないので すべて廃棄できない なんとか 傷んでいる部分を切って 少し形は不恰好になったけど なんとか 凌ぐ お客様には どうぞよろしくお願いいたします 

出荷を終わらせると 今日は午後から 果菜の日 てことで ハウスの中でつるが伸びるまで待たせてしまった きゅうり君を植えまくる きゅうりは通常 ハウスやアングルというパイプを立てて つるを這わせて立体的に作るのが普通だけど 僕は 地面に這わせて作る その際に 分解マルチで表面を覆うのだけど 先日のこと 某大手食品会社より 連絡があり 農業資材でその分解紙マルチを作っていて試作品があり使ってもらえないか?との申し出があった とりあえずサンプルを送って欲しいとお願いして さっそくこのきゅうり君ンに使ってみる まずまず でもやはり破れやすいのは 仕方ないかな・・今日の写真は 昔の農園でのきゅうりの初出荷の写真

さて 夜になり暗くなって家に帰ると ちょうどNHKの番組で 船員さん いわゆる船乗りさんが減っているとの特集をやっていた 一度船に乗ったら 3ヶ月とか帰ってこれないし きつい 汚い しんどい といったいわゆる3K産業のひとつのようで 日本の船会社が 日本人の従業員を確保するのが難しい状況のようだ これまた まったくもって 農業と同じ構造だ 日本は 3K産業に従事する人の数はどんどん減っていって 知的労働者ばかりが増えている 当然 産業の空洞化 特に製造業などの 生産すること ものを作るという原点が 失われ 生産拠点がすべて 海外に移転していく ま ビジネスの世界では これが発展 というものかもしれないけど 時代がどんなに変わっても 知的労働者と肉体労働者の割合 というものは それほどは変わらないはずだ 結局は ものを生み出すという部分を 外国に依存しているだけで 日本という単位で見た場合 やはり 今の知的労働者ばかりが多い この国は いびつだと思う 

 今日の夕方 きゅうりを植え終わった D畑の向こうに沈む夕日はきれいだった その真上を 成田空港から飛び立つジェットが横切る 知的労働の源は 汗をかく肉体労働にある体を動かしてこそ何かが得られるという領域があるはずで そこんところ 大事にしようぜBaby- 

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