バイオダイナミック農法

青虫 バイオダイナミック農法と生態系

3018e0b8.さて 季節は9月も末 陽がだんだんと短くなり ついこの前までは 7時過ぎでも明るく仕事ができていたのに 今はもう 6時で真っ暗 まったくもって凄いスピードで季節は移ろい行く でもって ちょうどこの時期になると 出てくる 虫君が 今日の写真 このきれいな青虫は 蝶々が産みつけて ニンジンだけに ついて 葉っぱをむしゃむしゃ食べて 気付くと ニンジンが全滅 という そのきれいな姿と裏腹に とても恐ろしい虫なのですね 昨年はかなりやられたので 今年は よくよく注意して ニンジンのベッドを見回り 見つけ次第 抹殺 指先でひねりつぶした上で 足元でしっかり踏みつけていく この青虫君に何の恨みもないけど 僕の生活がかかっているわけで 一切の妥協は許されない

 さて 僕の取り組むバイオダイナミック農法では 畑というものをひとつの生態系として見る というのが 創始者シュタイナーの言葉である 通常 農業者というのは 農産物の栽培に関しては 土壌の状態に注目して その肥料配分などを考慮して農産物を作っていく 陽のあたりや水分に関しては 多くが 自然まかせで それがいやならば ハウスやガラス温室など より コントロールする方向へと向う ただ それだけでは シュタイナー氏は 不充分だと言うわけだ 太陽の動きや月に満ち欠け 各惑星の働きに加えて 12星座が 常に地球を取り巻いて その影響を注意深く見ていく ただ その昔 西洋占星術と天文学とが一体だったころは かなり研究が行われていたようだが今となっては それは別れてしまい オカルトと称され沢山のものが失われた なので その影響力に関して 詳細に実感するのは かなり難しい それよりも 僕はむしろ 畑のある場所の気の流れのようなものに 特に注意している 近くに山はあるか 川は? そして地下水脈は? そして 方角 そう ここまでその範囲を拡げていくと ネイティブ・アメリカンで学んだことや 日本の干支 そして風水などなどに たくさんの共通項が見られる 畑に立って 一人 秋の風に吹かれながら そうしたことを考え 感じて 野菜とコンタクトを取りながら 自分の内面から湧き出る 何かを 探っていく そんな時間が僕にとってはとても贅沢な時間だ 
ま そんなことに思いを馳せながら でも 青虫見つけたら 速攻捕殺 せちがらい百姓であることは間違いありません

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