無農薬野菜とは

道路工事 久々の晴れ 多様性と効率

8d01768c.jpg2月もあと 1週で終わる で 確定申告のこの時期 計ったように行われるのが 恒例 道路工事 今日は千葉の海沿いまで きのこ堆肥を取りに行ったのだけど この道路工事で片側一車線で何回も止められる 本当に必要な工事なのだろうか 学生の頃 夜中にこの道路工事の警備のバイトをやったけど わりと いいかげんなところもあった ま 働いている人には 罪はないけど・・・

 今日は久々の晴れ 約10日ぶりに太陽を見たかな この1週間 畑には何も作付けできなかった なので 新規就農希望の二人とともに がんがん仕事をする 大根 にんじんの除草と間引き 加えて 大根 にんじん の穴あきトンネルで種まき(今日の写真) ほうれんそう まで
行う 来週はどうやら 暖かくなるようだ こうしてだんだん春が近づく 大地が眠りから覚めていくと同時に 僕ら百姓も 仕事のペースが上がっていく

 『多様性と効率』 僕のように 無農薬で野菜を作っていることを 有機栽培と一般的にはいうわけだけど 原野のようなところで どろだんごの福岡式のように 手軽に放任して作物を作っているような イメージで思われることもたまにある 生態系はたしかに 多様で 常に変化していて とどまることを知らず ひとつの法則の元に ありとあらゆる多様性が展開している もちろん 僕ら生産者は その多様性のひとつであるわけだけど 実際には 効率の問題を常に抱えている 常に変化する生態系の中で ある一定の結果を常に出すことを求めているわけだ 当然 それは簡単ではなく 難しい 
 
 白菜の苗を作るときには ぺーぱーポットに一粒一粒 種を落としていく その数は 植付けを予定している畑の畝の長さと ベッド数に合わせて量を決める なので きちんと発芽してくれないと困るし 苗の段階でちゃんとした育苗をしないといけないし 最後に畑で植え付けて 白菜になってくれてはじめて OKが出る その歩留まりが 勝負を決める
どこかで みたけど 多少は虫にやられてもOK 自然と共生した栽培方法なので 虫にも食べさせてあげます みたいな コメントをしている家庭菜園の人がいたりするけど もちろん 僕の場合には そんな悠長なことは言ってられない どれだけ がんばっても 仕方なく 虫にやられてしまうのであって けっして 虫との共生ではない それは 戦いである 100点を結果として出すことは けっしてないけど 100点を毎回狙っているわけで 作業効率をもっと高めたい といつも思っている 

 畑というものは 人口的なものだ 自然に生えている森の樹とは 生態系そのものが違う(森の中には勝手にキャベツは生えてこない) 土作りとは人工的に野菜に適した土を作ることだ もちろん要は微生物の力を借りることだけど 落ち葉が積もって勝手にできるわけではない その人工的な中で いかに安全で おいしい作物を作るのか が 目指す地平線であって すべてを放任でもって 自然にまかせて作っているのではないこと どうぞ 消費者の皆様 よく ご理解くださいませ 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA