『旬の有機野菜セット』

5月最終週 「旬の有機野菜セット」~野菜入れすぎに注意編~農業の神様を惹きつけろ!

7099907b.JPG5月最終週 「旬の有機野菜セット」~野菜満載入れすぎにご注意編~

春大根 春キャベツ 春人参 春白菜 新玉ねぎ ブロッコリー類 山東菜 小かぶ ちんげんさい レッドマスタード えんどう

 さて 5月も最後の週でもって 野菜はたんまり 量が多くてどうしたもんか状態になった 宅配セットをやっていて 一番困るのが量が多すぎて お客様が食べきれずにお野菜を使えきれずに僕に申し訳ないと思われて 取引をおやめになる・・・ということがままあり これが一番 つらい 生産者としては よくできたときとかは いっぱい食べてほしいし 自慢の野菜はどうしても たくさん入れてしまうという自己満足に陥りがち これからしばらくは 量をセーブする必要がある でも まさに今の時期は お野菜の百花繚乱 美しく咲き乱れております どうぞ ご賞味くださいませ!

 さて 昨日は出荷が終わって 夕方近くに来客がある これで3回目になるかな 某観光地にて 新規就農して5年 有機農業にて加工もこなす 立派な農業者 僕よりもずいぶんお若いのだけど しっかりと自分の考えをもって農業をやってらっしゃる ただ 誰もがそうなのだけど 人生というものは いろんな問題を抱える 成功していてもなんでも 誰にでも課題はある 彼もいくつかの課題がここ数年あり 昨年にお越しになったときも 相談に乗り 僕なりのアドバイスを差し上げた そして今回・・・半年程 ご無沙汰だったのだけど 今回大きな決断をされたようで 今後のことも含め 遠路はるばるお越しになった

 問題を抱えた時というのは 往々にして 焦りがある それは真面目な人ほどそうで それだけ視野がどうしてもせまくなる そんなときは 何のリスクもない他人から見て どう見えるのか? それを多少なりとも 受け入れると違う見方も出てくる ま 僕はもともとアウトサイダーの人間 彼のような真面目さからは かけ離れた場所を歩いてきたわけで だからこそ 正攻法ではないやり方も伝授できるというもの ほとんどは僕のアホな農業ネタで笑ってもらって 元気になってもらえたら幸いです

彼と話していて いくつか気付いたことがある それは 農業のスタイルというものは揉まれて出来上がっていくものだということだ よくある農法とか理念なんたら とかそうしたものは 理想と現実の狭間の妥協の末に構築されるもの 最初から 大上段に構えて 農業はじめて 成功した人はほとんどいない 畑から 土からいろんなものを学んで形は決まっていく ということだ 
 そして もうひとつ それは その人が農業をやっていけるかどうか? 続けていけるのかどうか?は 農業の神様と繋がっているかどうか 畑の神様に嫌われたから どれだけ才能や実力があっても 農業はやっていくことができない・・・そんな気がする 僕なんかよりも 農業に詳しく 野菜の知識もあり 体力もある人はたくさんいるだろう でも そうだからといって 営農していけるかは未知数 実際にそんな人でも 離農する人をたくさん見てきた では その境目はどこにあるんだろうか? 僕には その人に畑の神様がついているかどうか という感じで見ると 答えが出るように思う 成功している人は 人格がどうであろうと(確かに変人は多い) 成功している人の畑の隅に そうしたエネルギーを感じる もちろん 何の根拠もないが 自分の中でははっきりとした軸はある そして 昨日お越しになった 彼にもしっかりその存在を感じる だから 心配しなくても大丈夫ですよT君!(全然説得力ないな どうこの客観性ゼロは?)今日の写真 俺の畑に沈む夕日

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