コラム・百姓から見た世のつれづれ

落花生 ワールドカップ 現実見ていこう!

495b36a9.JPG今日の写真 6月のここ成田近辺 北総台地といえば 落花生 さつまいもと落花生の畑は いったいどれぐらいあるのでしょう もしかして 千葉県の農地の何割かが 間違いなくこの二つでしょうな それぐらい ここらあたりでは たくさん落花生の畑がある もちろん僕も作るけど 僕の場合は 収穫して乾燥させてあぶったりはせず 秋の初めに そのままゆでて食べていただけるように 出荷の度に収穫するスタイルです 種を播いて あとは特に何もすることがないのですけど 播いたら鳥に豆を食われることがないように 水糸張るのと 草対策さえすれば 比較的簡単な作物です 秋まで しばらくお待ちくださいませ

 さて この時期といえば とうとう始まった ワールドカップ 来週から我らがジャパンが登場するのだけど いわずとしれた 我が国はサッカーに関しては 後進国 ワールドカップに出られるのは あくまでも アジア枠という贅沢なものがあり 予選が非常に厳しいヨーロッパや南米に比べれば 優遇されているようなものだ 
 岡田ジャパンを見ていて もちろんがんばって選手も含めやっているのはわかるけど いかんせん まだ 日本としてどんなサッカースタイルがあるのか?という 模索の長い期間なのでしょう まだまだ サッカーというものの真髄が浸透するまでには 時間が必要だと思う

 そして 後進国といえば 第1次産業も同じくこの国は後進国である 2007年英国にも 口蹄疫が発生 農場主が放牧中の牛のある一群によだれをたらしているものがいるのを見つけ 検査すると口蹄疫と判明 翌日には飼っていた80頭すべてを処分した その際 農水省の担当官が同行 処分される牛の一頭一頭の価格をその場で査定し わずか4日間ですべての作業を終了 それから 1か月もしないうちに 全額が農場主の銀行口座に振り込まれたそうな・・・誠に手際のいい仕事 英国ではさかのぼること 2001年に口蹄疫が発生して 政府の初動が遅れて 全土に被害が広がり 650万頭という未曽有の被害をもたらし経済損失は 1兆を超えた それが教訓となり 先の対応ができたということのようだ 宮崎での口蹄疫 いまだおさまる気配もなく 発生からゆうに1カ月以上が経っていると思うけど 処分した農家の口座に補償金が振り込まれただろうか? まさかそんな早い対応するとはこの国の農業の常識からいってありえない 民主党はこれから迎える選挙で頭がいっぱいだろうから そんな田舎のことには関心がないのかもしれない 
 和牛の大きな産地が 消滅の危機に瀕しているというのに・・・・

自分たちがどの位置にいるのか? 幻想の中にいては見えてこない ベスト4? まずはカメルーンに勝ち点1を目指すところからだろう 足元見ていこうぜ 我らジャパン!

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