野菜あれこれ

大雨すたば 大根壊滅 生のリアリティ

f65bbb9e.jpg今日は朝から雨 がばがば降っていて寒い ま 昨日たくさん苗を植えたので計算通り雨が降ってくれて助かるし 朝っぱらからこれだけ降ってくれたら 気持ちもすっきりと 今日は畑仕事はできないのだ という大義名分になるわけで 本当に助かる よって こんな日は ホームセンターに買物やら 事務仕事をして お茶を濁し身体を休める ホームセンターのついでに スタバに寄ってしばらくぶりの キャラメル播きアート(?)を すすって
脳髄に快楽を与えることも必須

 今年の秋作は厳しいと書いたけど それが今日の写真 大根秋の1本目2本目がほぼ全滅 こんな状態で畑に置いておいても 虫を培養するだけなので 片付けに追われる 3本目もやばい状態 すでに 予定だった大根 800本あまりが壊滅した 被害総額・・やめておきましょう・・・ なので 秋の大根 出てくるのが ずいぶん遅れます(11月中に出せるかどうか)・・・・大変 申し訳ありません こういうことのないように がんばっているのですが 百姓にできることには限界というものがあります もちろん 言い訳は一切しません 天候のせいにしていては何も前には進みません すべて 私の責任であります 

今日のねた 今週の週刊文春 中村うさぎ女史のコラム 最近流行りの ツイッターについてのコメントの中での 冒頭の文章 

 私が個であり続けることの孤独と無力感 そして同時に個であり続けることの誇りと愛着
他社と繋がりあうことを絶対に希求しながら 他社に呑みこまれることを拒否する我々は 常に コインの裏表のような 自己否定 と自己肯定を抱えながら生き続ける おそらく その苦悩と恍惚の手ごたえこそが 生 というもののリアリティなのかもしれない

うーん 素晴らしい 非常に的確に生きるということを表した文章だと思う 皆さんは 人とのつながりにおいて 何を求めますか? 友達でしょうか 仲間でしょうか 同志でしょうか 恋人でしょうか そこにおいて 具体的に何を求めるでしょうか 安心感 やすらぎ
一体感 帰属感 あるいは 快楽 刹那 または 高次なものや 原理でしょうか それぞれが 少しずつ必要で時にはのめりこむこともあるでしょう 有機農業の世界は 言葉にすれば とても 原理やら哲学的なことを語る世界が多いのですが(自分も含め時に疲れます) どうだっていいや と思うのも本音です 畑から野菜を生み出すというのは 理屈の世界ではありません 結果が伴わなければ 百姓失格です 秋の大根を失った今 果たして僕に何を言えるのでしょうか・・・合掌

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