有機農業

冬やること DVD  自立した状態とは?

37469dfd.jpg今日も雨 この秋はよく雨が降る 奄美大島が大変なことになっているように 9月後半から10月は雨が多かった おかげで 種まきには苦労しなかったけど・・・ 

 今週末には 地元成田のオーガニックイベントを皮切りに 11月に入ったその翌週は ヴェレダ化粧品恵比寿店での トークイベント 月末には 一日2本のかけもちで 同じくトークイベントがあって 別の意味で 忙しい 僕のような有機農家は 年中出荷しているのでだいたい忙しいわけだけど それでも 冬場はわりと時間がある 12月 1月 2月のこの3カ月に 普段できないことをやらないと 3月となり 春に入ったら もう畑が迫りくる
なので できるだけ 冬場には こうしよう 小屋を作ろう 通路を整備しようとか 今のうちから たくさん思い描く で 結局全部できずに翌年に持ち越しとなって ああこれ昨年もやろうと思っていたことだなあー と やりながら 気づくんですね 

 イベントが続くこともあり 野菜を売るブースの横に せっかく撮りためた動画を見れるように DVDポータブルプレイヤーを購入 これで 客寄せの一環として 畑の様子を一般の人に見てもらえるぞ! と いそいそと 買って帰ったはいいが 動画を焼いたDVDを入れても 映らない・・・・ うう 何度やってもらちが明かないので 新規就農希望 T氏(元ITのプロ)に電話して 助言を賜る ううう どうやら 最初からやり直しのようで 泣く
 なぜ 素人でも簡単に こうしたものができるようにならないかな 原始人にでもわかるようにして欲しいぜ がおー

もう 若いころからずっと思っていることなのだけど それは 自分の足で立ちたい ということだ 誰もがそうした 自立した自分 というものを目指しているとは思うけど 組織の中にいようがいまいが 自分の足で立っている という実感がなければ 人は自由にはなれない 何かに どこかに 依存していたり 精神的に経済的に依存している状態では 自立できない 農業の世界に飛び込んで 社会のはじっこに位置して なんとか食っていければ その理想が達成できるんじゃないかと思ったわけだけど 実態は そんなもんじゃなかった 農業は あらゆるものに 依存している 生態系には言うに及ばず まずもって 野菜を買ってくれる お客様がいなくては 話にならない(いつもありがとうございます!)
 道具やらトラクターをはじめとする 機械やら 種がなければ始まらないし 自分一つの肉体だけでは 何もできないんだということが 10年やって しみじみとわかる これほど自分は無力なのか・・・と 痛切に感じるのだけど ある一定のラインを超えると まるで あきらめのように いろんなことを受け入れ始める(実際受け入れるしか方法はない) そして 非力な自分でもできることをやっていくしかないんだ という当たり前のところに落ち着くという寸法だ それが 自立した状態だとは思わないけど さほど 傲慢でもない気もする そこらあたり そのあたりが 答えに近いのだろうかね・・・
 今日の写真 霜が降りる前に掘らねば やーこん君 

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