コラム・百姓から見た世のつれづれ

畑ツアー第3弾!じゃがいも掘り体験募集開始! すべては地方から

5月30じゃがいも病気広がる

さて まずは 来る7月3(日) 畑ツアー第3弾 じゃがいも掘り体験ツアーです! 申込みを開始いたします!
当日は 2月に植えたじゃがいもを掘り上げます ま 暑いでしょう そう 7月の暑いさなかに掘るのが じゃがいもなのです そして 昼は カレー を食べて(もちろんじゃがいもてんこもりのカレーになります) 一服
 今回は なんといっても 3・11以降の初めての畑ツアーです 僕もそうですけど たぶん 一般の消費者である多くの人も いろいろと考えたことがあるかと思います そうした話を じっくりとしてみたいと思います
 今後の日本はどこに行くのか どんな社会を目指すべきなのか(大きく出たな) なんてことを 話し合えたらいいかな と思います ま 気楽に お越しくださいませ! とりあえずは 天気が晴れることを祈って・・・でも 今日の写真 じゃがいもにこの長雨で病気が出てきましたあああー ぐああああー 助けてーーー!

 もうすぐ6月 夏野菜もまだ 落花生播いてないし さつまいももまだで 茄子も残っている・・・と まだ終わってないのだけど どうにも 夏野菜の植え付けに追われまくって 疲れというか 精神的なモチベーションががっくりとくる時期 7月から怒涛の秋・冬の作付けが始まるまでの つかのまの一服ということで 天気も大荒れで 畑仕事はできないしで なんだか ぐだぐだとした日常だ 茨城の友人サクセス有機農家は(もう 秋作だよ 夏は終わりだよ!)と 気合いを入れられたけど そんなに簡単に気持は切り替わらない・・・・

 関係ないけど 僕ももう40代半ば・・・ 早いものだ しかして たぶん世間一般の同世代とはずいぶん違うだろう
普通に持っているものを 僕は何一つもってない 夏の作業用に 半ズボンを買いに行こうかなと思ったのだけど 40代半ばのおっさんが すけぼーかなんかの半ズボンを買いに行こうとして あ ひょっとしてこれは恥ずかしいことなのか? とふと 思う だけど 僕の中では 今だ何一つ達成している感じはない 僕の目指す農園はまだまだ時間がかかるし たぶん ある程度形が出来上がってくるのが 50代に入ってからだろう 
 ひょっとして たぶん今が青春に近いのかもしれない 30代なんて もうつらくてしんどくて 幼稚で何もわかっていなかったことが今 よくわかる 40代になり ようやく道を定めて 一歩一歩昇り始めたわけだけど その歩みの遅いこと遅いこと しかも 途中畑がなくなり 農園を移転せざるをえなかったり 今年はなんといっても 3・11で 数年分の働きが一瞬で ぱーになるほどの顧客を失った(この屈辱は絶対に忘れない)
 しかし おそらく50代には 今までやってきたことが結実する予感がある その意味で あと少しだ あと少しで 僕はパラダイスの入口に立てる予感が実はある 

 今後の日本は 地域のコミュニティが力を持つことになるだろう 中央集権でもって 政治やエネルギーや経済を支配してモデルを供給する時代は終わった これからは それぞれの地域でもって 独自の政策や文化を発信していくことになるだろう そして その中心となるのは 田舎であり その田舎というものを 知りぬいているのは 農家 である 
 地方でもって 新しく何かをしようと思えば 大事なのは理念ではなくて 技術である エネルギーひとつとってみても 都市では結局のところ お金を貯めて 屋根に太陽光発電を取り付けるぐらいしか自前で賄う方法はないだろう でも 田舎に住む 農家を中心とした技術を持つ人々は 井戸を掘り 土地を整備したり 自前でなんとかする技術と知恵を持っている 正直言って 今回の震災のことで 仲間の有機農家と話した時に (あとはガソリンや電気などのエネルギーだけだよね) と言いあった そう 僕らは そこだけをクリアーできれば ほぼ 自給していくだけのものを持っている パーソナルな個人としての何らかの発電技術や(水を利用した水車が一番いけるのではと僕は見ている) 自前の太陽光発電などを模索できれば おのずと 数年先には なんらかの答えが出るように思う 中央に頼らない 自前の経済・文化・技術を持てば もう怖いものはない 
 たぶん こうして 政府や国といった今まで依存してきたシステムを だんだんと人は必要としなくなっていくことが 次の時代の新たな革命なのかもしれない ここにおいて 既存のものと戦う必要ははまったくない 僕は 是非ともそれを 農家という立場で 一歩一歩進めていこうと思っている ま 税金だけはきちんと払うから 非国民にはしないでね・・・ まずは 第3弾 畑ツアーだ 消費者と農家を繋ぐ架け橋をより 深めること そこからだ!

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