環境問題

はざかけと米作り 電気の問題

9月19はざかけ

9月も終盤に差し掛かる 年で一番忙しい月なわけだけど 何がって 雨が降らないのが困っている そして この暑さ 明日以降はようやく雨が降るようだけど 今のところ 秋作で畑に植え付けたものの 生育は良くない 
ああ 早く雨が降ってほしい そして 大根やらの種まきももう終わる それは 来年3月までの 冬の作付けも終わることを意味する 10月に入って 葉物などを どんどんどん と種を播いて 11月になれば すでに 今年の作付けが終わる あと 残り少し 12月になれば 来年春の 作付けがスタートして また 新たな一年が始まる
 僕のような スタイルの 有機農家はこのように 季節を先取りして 前倒しで 野菜を作っていくので 今自分が生きている 季節と 頭の中にある 半年ぐらい先の季節とのギャップが常に存在していて たまに 今って いつなんだっけ? と 意味不明の疑問がわくことがあるんですね・・・

 今日の写真 古民家の近くの田んぼで いまどき 珍しい はざかけ をしていたので 思わず 撮影した 米は機械で作る コンバインで収穫して 乾燥機に入れて 24時間すれば 翌日には新米が食べられる この はざかけをしている ということは 乾燥機を持っていないか 壊れたか で こうして 天日で干しているわけです この後 脱穀するわけですが まあ 手間がかかります 僕も いつかは お米を作りたい と思っているわけですが 何が 二の足を踏んでいるのか? その答えは簡単 機械 ですね 
 僕のように一人で 作業をしていると この写真のように はざかけなんて やっている時間はない しかも おそらくは 年で一番忙しい この9月前後に刈りとりをするわけで 野菜作りながらだと たぶん無理 機械での米作りが前提になるわけですけど 田植え機なんて一年で 10日も使わない それに 何十万かはたとえ中古でかかるわけで それをまずは 買わねば話にならない 
 田んぼは 履いて捨てるほど 耕作放棄地はある しかして 機械と時間がないので 米を作るのは難しい 決して 米作りそのものが 難しいわけではない お米作り それ自体は 夢がある話だと一般の方は 思うかもしれないけども 実際は そんなに甘いものではありません というよくある話の一例でした

 さて 例の東電原発問題 今後の日本は原子力が必要かどうか? など 議論が巻き起こっているわけですけど 僕が不思議でしょうがないのが なぜ 電力を自分で作ろうとしないのか? ということだ
東電という電気を供給する会社に対して 反対デモをしている その人でさえ 家に帰れば 東電からの電気の供給を受けているわけで そこに 問題の本質がある 原子力が反対とか賛成とか言う前に 自分たちで 自分たちの地域で なんとか 電力を作る方策はないだろうか? ということを 自分たちで金や 知恵や アイデアを出し合って 研究して 最終的には 電気を自給できれば そもそも東電と契約する必要すらない話になる
 そこで 出番は田舎だと思う 田舎にあるもの 耕作放棄地や 水の利用 温泉などの地熱など 田舎には電力を生み出す基盤があるのではないかと思う それを 民間で研究して 地域を中心に 独自に電力を賄う方策を行動に移した方がよほど 効果はあると思う 
 デモで 声を挙げるのは大事だ しかして 自分で電気を作ることのほうがもっと大事だ 東電の犯した罪を許してはならない そのことと 今後の日本のエネルギー政策は 別個に考えた方が良い むしろ 東電や政府や
既存のものから 離れて物を考えた方が 感情に流されることなく これは自分の問題なんだ ということがわかっていいような気がします 自分で 食べ物を作り エネルギーを作り 自分で自立した生活を送ること あとは 税金を払っていれば 国とかあまり 関係ない生活を送れると思う それが すべてのスタートだと思います・・・ 

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