新規就農

にんにく植え付け 35年ローンときりきり痛むアキレス腱

10月24にんにく植え付け

はてさて 気づけば10月も終盤 いやはや 例によって早い 10月の終わりということは 実質秋・冬の作付けが終わると言うことを意味する 11月に入れば 早くも 来春の種まきの準備が始まって 寒い寒い冬がやってくる
 今年は残念ながら 落ち葉集めはなし なので この冬は多少暇だけど その分 畑の整備に時間をかける 通路に砂利を敷いたり 竹林の侵入を食い止めたり・・・なかなかの 重労働が待ち受ける
 そんな中 今朝起きたら 左のアキレス腱が痛い うーむ きちんと歩けない だいたい 寒い時期に ぎっくり腰やらいろんなところが痛くなる ま 秋の作付けがひと段落すると 風邪ひいたり 体の緊張がゆるむ分 へたれてしまう 明日 出荷なので 今日はあんまり体を動かす仕事は控えた うーむ これ書いてる夜でも痛い・・・

 昨日 日曜は久々に 研修生(正確には元だな独立したしね)田中さんが来て にんにくを植える 今日の写真
で 午後からは農業見学に行く 隣町のEさん 端境期(はざかいき)に葉物をいただいている 僕よりも若いけども 農家としては3年先輩の方だ 20代の早いうちに 農業の世界に飛び込み 今は成功してすでに3人のお子さんもいる 稀有な例です 畑を見せてもらいながら ある畑の一角を指さして (いや 実はこの畑 かなり土作りとかしてきたけど 今度家を建てることにしてね・・・土が柔らかいようで 今 トラクターとかで土固くしてるんだ)とのこと
おおおー! 畑を購入した とのことは聞いていたけど なんと! 家を建てるとな! 凄い!
 聞ける範囲で聞くと 35年!ローンを組んだそうな もちろん 都市銀行は相手にしてもらえないから 地元の信用金庫で変動金利 完済は70歳を過ぎるとのこと・・・凄いね・・・・それを話す畑の脇で 小学校の男の子二人が遊んでいる そうか 子供たちがいて 未来があるからこそ の35年ローン 彼には夢を託せる存在がいるわけですな・・・

 新規就農で 見知らぬ土地に行き 有機農業で飯を食べて成功して 最終的に家を建てる これは本当に凄いことだ もちろん 僕には今だ無理な話 なんせ 35年先なんて どう考えても生きてない 子供もいない 
 僕が耕した畑は 最終的にはどうなるのだろうか? 誰か意志を継いでくれる人が現れるのだろうか? 
5年先は僕がやっているだろう 10年先もたぶんやっているだろう では 20年先は・・・とっくに還暦を超えているわけだから 体が動くのだろうか? アキレス腱はまだ切れてないだろうか? ま こう考えていくと 結局は何の保証もなく 何らの確証もなく農業をやっているわけで まさに 農業とはギャンブルです 今は 今年の年末はちゃんと迎えられるのかなあ?ってのが 正直なところです・・・

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