昔の話~農業に至った経緯

オフのネタ~都内へと出向く ロックコンサート

10月30バジル

金曜日に出荷を終えて シャワーを浴びて 着替えて電車に乗り都内へと急ぐ 今週末はオフということで いくつかのことをする まずは占いの仕事をひとつこなす 僕の場合 占いといっても 何かするわけではない 基本 普通に話し相手になっていて 気づくことを 口が動くにまかせるだけ マントも水晶もいらない その時 たまたま一緒にいるその一瞬を大事に思って 魂を込めるだけだ

 久々に都内に宿泊して 翌日土曜日は 午前中から精力的に動く 直接販売できる場所などを模索しながら 意中の場所をうろうろしたりする 都内にて露天にて野菜を売る 最近はよく見かける光景だけど イベントなどでは当然 ある程度名が通っていると 集客は見込めるけども 実際には数字には結びつかないことも多い 僕のような宅配野菜だと 定期的に取ってもらわねば意味がない なので なんとかマルシェのようなものには ライバルも多いし 付加価値もあまりないしで 効果は薄い 自分独自の場所なり を探さねば ということです
 で 某団体がやっている そのマルシェにも近くまで行ったついでに 様子を見にいく 知った人はいるかな?ぐらいだったけど 主催の人とかいろんな人に声かけられて つい話しこんでしまった さらには どういうわけか また 占いの話にもなり 手相まで見るはめに・・・(俺は何をしている?しかもただだぜ?)

 夕方からは ようやくお楽しみプライベート 電車に乗り某大規模コンサート会場に行く 何年ぶりだろうか 大枚はたいて某ロックアーチストのコンサート(しかして なんであんなにチケットって高いの? 昔は3000円ぐらいだったろ?隔世の感だ) 今の音楽業界は厳しいらしい CDは売れず 違法ダウンロードが花盛り・・・なので 興行を打つわけだけど このご時世 スターと呼べる人はほとんどいない わざわざ足を使って高い金を払ってまで出掛けるにはよほどのことだろう 
 
 今回の人は僕が高校生から聞いていたアーチストの一人 たぶん 本人が一番驚いていると思うけどもこんなに売れるとは思っていなかっただろう ロックで飯が食えるのか? というテーマが当時あって 誰も今のような音楽業界になるとは思わなかっただろう  そう ロックはひとつの産業となり 一般化されて 市民権を得て
本物とまがいものとが同居する世界と相成った(ま 今の有機農業界と似てなくもないか)
平成の今 音響・照明 その他もろもろのステージ装置は 格段の進歩を遂げて いやはや めくるめく居次元空間へ誘う仕掛けはまさに桃源郷のようだ 
 しかして ロックボーカリストを支えるのは 腹筋と背筋 重低音で鳴り響く ベーどらの音に負けない声量を出すには 日頃の訓練と節制が勝負を分ける ギターをぶら下げて マイクスタンドを振り回して 会場を歌いながら走るという行為は ほぼ アスリートと変わらない 体を鍛え 喉をいたわり 泊まる高級ホテルのベッドの周囲には加湿器で囲い かかりつけの耳鼻咽喉科の医師と連絡を取りながら 鼻腔の奥にノズルを突っ込んでいつも 外界からのウイルスを除去せねばならない その地道な努力をしたものしか生き残れない厳しい世界
 SEX ドラッグ ロックンロール 3種の神器を極めたものは 伝説を残すとともに 早死にが待ち受ける(でも同世代の尾崎の40代のボーカルを聞いてみたかった・・・)

 例によって会場はボルテージが最高潮 誰もかれもが拳を振り上げる 僕は基本席を立たないし 腕も上げることはない 今回のアーチストは 40代にて鬱状態に一時なり 今は還暦まじか 何かを乗り越えてステージに立つ 人生全てをかけて マイクスタンドの前に立つ姿は 会場全体を支配して 体の全身から何かがほとばしっている  歌を聞きながら 流れ出る涙が止まらなくなる そう たぶん今回は 大枚払って泣きにいったようなものだ 総立ちの大歓声の中で なんだか安心して 泣くことができた 
 若かった20代 迷いの中の30代 そして 土と共に生きた40代という自分の歴史を歌と共に振り返る時間があった そして 今年の3・11 畑で泣くわけにもいかないし 家で一人で泣くのも仕事あるしで・・・ つかの間の桃源郷 会場を出ると 浦島太郎状態で リセットができたろうか・・・

 そして 何日かぶりに牛糞の香り漂う この成田の大地に帰ってきた 明日からさっそく畑仕事が待ち受ける
僕のステージは 今 畑なんですね ま きれいな照明も 音響もないけど 万単位の観客が入る会場よりも広いところを 僕は一人で耕している てことで 明日からはいつものように 鍬をマイクスタンドのごとく 振り回すわけです・・・・・(Hey!今夜の気分はどうだい?) 今日の写真 ばかでかいバジルほったらかし

1 thought on “オフのネタ~都内へと出向く ロックコンサート

  1. 今CDは売れないけど,ライブは結構盛んで人が入るんですよ。会場がなかなか抑えられないくらいで。
    ライブには行くけどCDというパッケージでは音楽を聞かないと言う人がたくさんいるみたいですね。

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