畑ツアー

里芋の親芋 そして 畑ツアー 

3月5里芋の親

さて 今日の写真 わかりやすくして撮影してみました はい 真ん中にあるのが 里芋の親芋です 大きいでしょ? この大きいものの周囲に 小芋が付いてそれをぱきぱきと親芋から切り離して 出荷するわけです それで この一番大きい親芋はどうなるのか? ですが・・・・はい すべて廃棄です これを植えても 里芋はできません
 それで 先日テレビかなんかで この親芋の商品開発をやっていました ま これが売ることができたら 農家は万々歳ですね こうした 本当に廃棄しているものを売ることができること それこそが農家のためになるわけです
 最近 巷でよく聞く 規格外野菜・・・農家にとっては たしかに 今まで規格に合わないとして捨てていたものを買ってくれるのはありがたい と言えばそうかもですけども 手間暇かけて種代も同じ それを 定価で買うというのならば 評価できますが 格安で買いつける というのには 僕は個人的には賛同できないのですね 正直 むかつきます そして それをしている 業者さんの意識の中に 農家を擁護する姿勢があるとは僕には思えません・・・・
ま 貧乏百姓の戯言でした・・・

 さて 昨日は畑ツアーでした 参加者は少なかったものの とても僕は楽しかったです 来ていただきました方 そして いつも支えてくれるスタッフのみなさん ありがとうございました この畑ツアー 個人の農家がこうしたイベントをやることのメリットは 実は ほとんどありません 特に宣伝にもなりませんし 前日から準備して 夜はカレーやおでんなどを作り置きせねばなりません 当日は朝早く起きて 古民家 普段出荷作業をしている場所を空けて
即席キッチンにしたり・・・なかなか 一人でやるのは大変です なので いつも とりまとめなどは お仲間にやってもらっています もちろん それは ほとんどがボランティアで 交通費が出ればトントンです
 では なぜこれをやるのか? それは 僕自身が普段 一人で畑をやっていて 人と触れあうこともないというのがひとつ そして 畑というものを 消費者の人に是非体験して欲しい 草だらけの有機農業というその現場を知ってほしいと思っているのもひとつ そして 最後に スタッフの大事な仲間と定期的に会うことで ある人生の一部を分かち合うことができる というのもあります

 数年もすると 長い人生 状況は少しでも変わっていきます 僕ももちろんですが 誰もがそうでしょう そして いつか離れていくこともあるだろうし また 新しく関わる人も出てくるでしょう そうして 出会いと別れがあり そのどちらもまた 素敵なことで 豊かさなのだとこの年になってわかるようになりました 生々流転 まさに 転がる石のように 僕は この成田で農園をこれからもやっていきますが その中で出会う人 それは 僕の農園の大事な柱の一つでもあります・・・・畑と野菜 そして人 繋がり・・・・ 農園は僕のものであって 僕のものではないのかもしれませんね

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