新規就農

茄子・ピーマンの植え付けと援農女性 クリエイティブとそのせめぎ合い

5月28茄子ピーマン定植

さて 5月もそろそろ終わる てことで 今日の写真は 茄子・ピーマンの植え付け第2弾 本命をがつんと畑に植える ひたすらひたすら 植えるわけだけども 援農でお一人手伝いに来てくれた 将来有機農業で食べていくことを夢見る 30歳前後 独身女性・・・全くの素人ではなくて 長野の最強レタス農家で半年 花などの苗農家で4年の経験がある 話を聞くと やはり その農業の現場の話は強烈 長野のレタス農家 夜中の2時から頭にヘッドランプを付けて収穫開始 中国の山奥からやってきた研修生と言う名の奴隷のような人たちと共に 畑でそのまま朝食を取り ひたすら 仕事をして 夜まで働くという たぶん 都会でどれだけ残業が多いサラリーマンでも どん引きな仕事 そうして収穫されたレタスが のどかな青空をバックにしたパッケージ写真かなにかで スーパーに並ぶわけです 現場は 農薬だらけで 土が緑色に近くなることもある そして そうした億単位で稼ぐ農家が 農業の世界では 優秀な農家とされるわけです・・・・・
 
 彼女は そうした (金のことしか頭にない・・・そう表現していました)農業ではなくて 別の道があるのではないか? と 考えて いろんな農家に援農に行ったりしていて 今回 僕の所に来たわけですね ま 有機農業をしている我が農園ですが 労働環境はまだましですけども 利益は段違い・・・話にはなりません 30歳前後の女性の多くは いろんな人生の決断が迫る時期でもあります 僕が今まで経験してきた中で 役に立つ話ができたかわからないけども 夢に向かって頑張ってほしいと思います・・・あ でも 隔週でお客さんになってくれたことが 一番うれしかった・・・

 本来 農業 というものは クリエイティブなものだ 人の力でどうなる部分などもとから少ない 自分を何かにあずけて 委ねることにより 何かをいただく そうした 循環が元になっている仕事だ しかして 現代農業は 効率化を進めて 収穫時期を決めて そこから逆算して畑を作っていく 当然 大量の農薬や化成肥料などは必須となるわけだ もし 畑を生態系にゆだねて 栽培したらどうなるのか? まさに 一切薬を使わずに 僕のようにやって それで 収穫できる農産物でもって 今回はこれだけしか収穫できませんでした そして それでもって 農家が生活できるのか? 残念だけども こうしたやり方は 今のマーケットには対応できない 僕らは悔しいけども ある一定のレベルまで 薬を使おうが使わまいが 農産物を 商品に仕上げていかねばならない
 
 薬を最初から 大量に使う 先ほど出た優秀な農家は そこには迷いなど微塵もない しかして 僕らは常に そのせめぎあいの中にいる 農薬を場合によって使う という選択はない以上 行く道は当然いばらになるわけだ そして そのプレッシャーの中に 昨年来 これまた別の目に見えない 放射能 というものも加わった
 完全無農薬野菜よりも 農薬がんがんの放射能の心配がない野菜を 今の消費者は選択する 僕らを支持してくれる 消費者の割合は 今どれぐらいだろうか? (なので いつも お野菜をお取りいただいている お客様 支持していただきまして 本当にありがとうございます)

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