有機農業

七色の虹 なぜ俺は薬を使わないのだろうか? ラストスパート

9月20七色の虹

今日の写真 昨日だったか 夕方近くにどかどか雨降ってきて ぱっと上がったかと思ったら 空に虹が・・・虹を見たのはいつ以来だろう? くっきりと七色が出ていて 2本も・・・美しい 時間にして10分ほどで消えた 震災以降初めてなのは間違いない・・・昨年 今年 そして たぶん来年とつらい時代がしばらく続くだろう ま 百姓をやると決めて そうそういいことはないだろうとは思っているのだけども 一層 はいつくばってやる覚悟がいる時代だ オーガニックというものに 興味を持つ人が今後どれだけ増えるのだろうか 時代を待っているうちに 腰が曲がり 動けなくなるじじいになるのだろうな・・・・

 今日も ハウスの苗を捨てる 最後のブロッコリーに播いたもの 約1000株あまり すべて廃棄・・・おそらくはハウス内に病気のウイルスが付着しているのだろう 何度播いても こうなる・・・ ま こういうときに 普通の農家ならば 薬をまけば問題はないのだろう 来年は 新しい育苗ハウス作りたいな・・・
 自分でも思うけども なぜ 俺は薬を使わないのだろうか? と最近はよく考える もちろん それは お客様との約束だし 自分は今までそれでやってきて 今後もそれを変更するつもりは1ミリもないけども 僕のような有機農家にとって もし 薬を使うという選択をすれば たぶん 倍以上の畑ができるだろう そして 千万単位で稼ぐ自身は密かにある・・・(ま 慣行農家はたしかに凄いけど 実際見ててやれるだろうて) 
 新規就農したいという人には必ず  この時代はもう オーガニックでやるメリットは客観的にはないよ と言う
つまりそれは あくまでも やる側の主観の問題であり あなたがどうやりたいか? という問題だと伝えることにしている
 オーガニックの付加価値である 価格の上乗せはほどんどない そして 放射能の影響による風評被害で 数値が低い方が 農薬でも遺伝子組み換えでもかまわない というのが 今の消費者の一般的な選択だということだ
 売る価格も同じで 手間は倍ではきかない それをやる覚悟はあるのか? ということですな 
最近は 苗を捨てている 自分はもうおかしくて仕方がない 滑稽に見えるかもしれない おまえはどこまでできるんだ? と自分で自分に聞いているようだ だけど 先の質問の答え なぜ 俺はオーガニックにこだわっているのか? それは 明確なものは実はあまりないのですね それは 太陽が東から昇るのと同じ はしを持つのは右手 と同じような感じで 僕は どうしても人の口に あるいは僕自身の口に入れるものには 薬を使うという発想はないのですね・・・

 さて 9月も20になる この時期は 一日過ぎるごとに 種を播く時期がずれると 収穫が大幅にずれる時期 緊迫感がある もう少しで秋作が終わりになる ラストスパートだ
 

 

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