取材

月刊誌「野菜便り」掲載 人参 介護報酬の低さ

9月4野菜便り

今日の写真 月刊誌「野菜便り」 に僕の記事が掲載されています 冒頭カラーで6ページです たぶん どこの本屋さんでも置いてあると思います 良かったらどうぞ 見てやってください・・・

 秋の長雨・・・はい 今これを書いている夜も雨が降っています 台風が二つやってきて 雨ばかりの天気が続きます まだ 秋・冬の作付けがたんまり ありますが なかなか進みませんね・・・今日は なんとか 合間を縫って 最後の大根の種まきを終えました さて 今週から出荷の始まった 人参ですが 実際に抜いてみて その出来が良くありません・・・センチュウ類と呼ばれる 害虫の一種が そこの畑では繁殖しているようで 出来は今までで 最悪の状況です それで 前回の出荷を終えた時には 久々に 落ち込んでしまいました・・・ちょうど 次の日が 朝から晩まで雨だったので ずっと 家にいて 対策を考えたりしながら 気持ちを整えていました 百姓は単純です 野菜が良く出来たらうれしくてがんがん仕事はかどりますが 出来が悪ければ 気持ちは晴れず 動きは遅くなります ・・・・ 何があっても モチベーションの維持がすべての基本となるわけですが それでも どうにもならない日があります 今回の人参は 相当の試練となります まだまだ 先は長く 到達する目指す場所は遠いのですね・・・・

 これを書いているときに 介護報酬の問題がテレビでやっていた こうした 今の世になくてはならない仕事の一つだと思うけども 驚くほど その現場で働いている人の報酬は低い 結局のところ 農業でもそうだけども 現場の人の 熱いボランティア精神だけが その過酷さを支えている という事態 いつも思うけども 我々が構築しているこの社会システムは あまりにいびつだ どこかで 裏でふんぞり返って寝ている人が 一番報酬が高くて 現場は常に過酷で 報酬が低い それが 当たり前だと思っているからこそ 親は将来自分の子供がつらい思いをさせないために 学歴やら 何やら を身に着けさせようとするのだろう ・・・よく言われる勝ち組・負け組 僕のいる農業と言う世界は 日本でも代表する 負け組産業だけど たまに その現実にどうにもやりきれなくなるときがある だから 僕ら農業者は 外に意識を向けなくなるのだ 外の世界 都市に行くことが億劫になる 堂々と胸を張って 歩けるのは 一部の勝ち組優秀な農家だけだ 僕などは 気合い入れないと 電車にすら乗れない・・・
 ま 秋の長雨 落ちてくる雨粒をじっと 窓から見ていると あまり いい考えは浮かばない やっぱ 秋のきれいにすみわたった青空見上げて 物事を考えるがいいね・・・・

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