『旬の有機野菜セット』

10月第2週「旬の有機野菜セット」 ノーベル賞山中教授~戦う男はロックだぜbaby-

10月1やられた白菜

10月第2週「旬の有機野菜セット」~端境期本番編

さつまいも じゃがいも(十勝こがね) ミニ玉ねぎ 人参 かぼちゃ 春菊 ほうれんそう ラデッシュ 空心菜 バジルのちぎり葉

 さて 10月も第2週 お野菜便りには 小カブ ちんげんさい みぶ菜 と書いてありましたが 今朝 収穫してみてると アブラムシがびっしりと・・・うう 生で食べたり 漬けものなどで利用する葉物野菜についてしまうと さすがに出荷できず・・・急遽 隣の生育中の 春菊 を出しました 急遽の差し替えとなりました どうぞ お客様には ご了承くださいませ
 いつも思います 完全無農薬だから 虫が付くこともあります しかして 虫がついたら 出荷できないという事実・・・生産者という立場から見れば それほどのことはないかな と思うレベルと 消費者が見て どう思うのかは たぶんずいぶんと違うことでしょう・・・
 3・11以降 顧客が激減した今の状況では (それでもどうぞ食べてください!)とは 僕はもう言えない立場となりました 正直 そのあたりのラインは もう 僕は自分ではよくわかりません 安全・安心なものが食べたいというのが 消費者 そして 同時に見た目にもきれいなものを求める消費者ー それを 受けとめて対応できる 農家だけが 生き残れるのでしょうね・・・・・小カブ ちんげんさい みぶ菜 残り8割はすべて 廃棄となりました(ごめんよ野菜たち うまくできなくて・・・)

 さて 昨日は一日中持ち切りだった話題 ノーベル賞の山中教授 素晴らしいの一言ですね・・・・記者会見を見ました 僕とそれほど歳が違わないのに あの眼力・・・あれは 戦っている男の顔です この国にも あんなに立派な顔をした方がいるとは・・・捨てたものではないですね(ノーベル賞だから当然ですね) 志が歩いている とでも表現できるでしょうか 今の日本に生きる 中年男性に最も欠けているもの 志(こころざし) 一歩先んじて ノーベル賞を取った 利根川教授が寄せていた コメントがおもしろい・・・・(真に革新的なアイデアは 個人から生まれるもの) とのこと ある程度 優秀な集団が時間をかける・・・ではなくて 突拍子もない優れたものは 挫折を繰り返しながら 一種 宗教めいた 志 を掲げて戦う個人が成し遂げる・・・・まさに そうした 変人たちが 歴史を変えていくのでしょう

 思ったことが2点 日本人の死因の多くが がん そのほとんどが この山中教授の発見した技術により 解決される可能性があるとのこと 医療の飛躍は 想像もつかないほど そして ひょっとしたら 人間はこれにより 120歳程度 寿命が延びる可能性が出て来た ううう・・・勘弁して欲しい みなさん そんなに長く生きたいですか? 僕は嫌です 100年以上生きるなんて ごめんだ やるべきことをやり 役割が終わったら この世とさようなら それが一番 百姓である僕が恐れるのは 体が動かなくなること 今朝起きたら 右ひざが尋常じゃなく傷む 寒さの季節と共に 体の関節が悲鳴を上げる時期でもある・・・両足全部 交換したくなるよ

 ってことで 2点目 当然山中教授はその問題に触れていたけども この技術の倫理的な問題 ありていに言えば 臓器が作れるということは その総体である 人間も作れるということになる クローンだ
人間が 神の力を持つことになる 臓器はOKだけど 肉体はだめ 心臓はOKだけど できの悪い脳みそを交換するのはだめ など 誰が どのようにして その規範を決めるのか・・・3・11で エネルギーの誤用について 僕ら日本人は 2度も 核と向き合う羽目になった そして 今度は 自分自身のあり方の問題に突き当たる

 仕事をしたくなければ 自分と同じクローンを作って そいつに働きに行ってもらう・・・・アホな百姓が考えることはその程度だけど あらゆる意味で いろんな問題が持ち上がるだろう そのクローンと 僕との違いはどこに? 魂まで 共有できるのか? そもそも 人とは何?魂とは何? なぜ人は 生きる?という根本に立ち返らねば 議論できないってことでしょうか・・・・・・しかして 山中先生は かっこいい あの筋の通り方は まさに ロックだったぜ baby- (今日の写真 全滅した白菜 べいべー言うてる場合か!)
 

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