バイオダイナミック農法

バイダイナミック農法504番 悲しいニュース~日本・中国・農業そこにある格差

BD農法504番
今日の写真 これはバイオダイナミック農法の 調合剤 504番です この写真にあるように スポイドで数滴吸い上げて バケツに入れて15分攪拌 それを 堆肥に仕込みます 約2反に数滴・・・もう今年何度もやっている作業ですが 俺は何をやっているんだろうか?という疑問が出てくるのは当然のことだけども 実践することでしか 結果はでません みくしいやらいろんなSNSネットワークには BD農法という項目に登録している人は優に 1万人近くいます しかして 実際の畑で実践している人は 少なくとも関東では僕一人・・・・バーチャルな世界でいくら議論を白熱させても 意味はありません リアルな世界で勝負をしましょう

 先日の悲しいニュース 水産物を扱うカキ業者で 中国からの研修生が暴行を働いて亡くなられた方も出た事件
ネットで知る限り その背景にあるものも含めて あまりにも物哀しい・・・そこには 衰退していく一方の日本の1次産業と 田舎の現実 そして さらに隣の中国の格差問題も交えて 暗くて大きな穴が広がっているように見える・・
 これを受けて あるカキ業者のインタビューがその悲惨さを物語る (こんな事件が起きたからといって 中国からの研修生をやめるわけにはいかない 日本人は誰もこんな過酷な仕事はやってくれない 実の娘すら手伝ってくれない・・・・)

 今日は日曜日 暗くなり仕事帰りに寄る一軒しかない 田舎のドラッグストア よくこの日曜日に 中国から畑仕事で来ている 中国からの若い女の子たちに会う 彼女たちの多くは 狭い狭い 倉庫の2階にあるような 8畳ぐらいのところに 何人もで集団で暮らしている 徒歩で夜道を仲良く腕を組んで帰るその後姿からは 悲惨さの物語は聞こえてこない だけども ドラッグストアの入口に置いてある 70代以上しか着ないような柄のブラウスのような着物をきゃーキャー言いながら自分の胸に当てて喜ぶ彼女たちを見ていて 僕は なんともいえない気持ちになる ・・・・すでに 日本の3Kと呼ばれる 仕事の多くはこうした 外国人が支えている それはみなさんも御承知だろう 日本の農業の現場も もう 彼らがいなくては キャベツや白菜は成り立たないのだ その 現実を 都市に住む消費者はどう思うでしょうか? 僕は そうした 構造の中から生み出される農産物が 悲しい と思う それは 僕が バカな百姓に過ぎないからそう思うのでしょうか? 彼らに優越感と同時に 仲間のような複雑な感情が沸き起こるのに戸惑っている自分がいるからだろうか? 僕は 六本木ヒルズに住む人から 同じように 見られる存在なのだろうか? 彼女たちが 数年~数10年して 裕福になり 今度はどこの外国人がやってくるんだろう そして 落ちぶれた日本人の若者の多くが インドの穀倉地帯に派遣される未来がやってくるんだろうか?

 夢を見るためには 残酷な現実を受け入れたうえでなければ 意味はない・・・そうだよね?

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