有機農業

ピーマン一番実 美味しさの定義と栄養価とエネルギー

5月25ピーマン実つく
今日の写真 一番手のピーマンに実が付きはじめた トンネルを外すともう実がぼこぼこ・・・うーむ ちょっと早い
茄子・ピーマンなどは これから 何カ月も出荷するので あまり 早く出しても お客様は飽きてしまう 今はまだ 春の野菜がしこたまあるので それを優先して出荷する ま 成りものの 1番はなりぐせを付けるために 早目にもぐ というのが 常識なので これ出荷しないのですね・・・・

 四国・九州が早くも梅雨入り・・・うう 早い おそらく今週半ばから雨がちの天気でそのまま梅雨になるだろう 今週末は 引っ越しなので なんとかもって欲しいけど・・・やはり じゃがいも掘りは 梅雨の合間を見計らってとなる
雨が入ると 途端に じゃがいもは傷んでいく まったくもって神経使う 今年のじゃがいもの出来は今ひとつ・・・
玉が小さい・・・ 昔 (じゃがいもが小さすぎます)と 言ってお辞めになった お客さんがいた 今でもトラウマのひとつ・・・・小さいのしか 収穫できなかったら どうすれば?・・・・・

 美味しい・・・・この言葉の意味とは何でしょうか? 僕が聞きたいのは 何も哲学的な問いかけではなくて 本当に美味しい! と舌が唸る というのはどういうことでしょうか? ということです 昨今 この美味しい という定義自体が 僕が思っているものとずいぶん 違う感じがしているように思う もちろん ある程度の 個人差はあって当然とうのが 前提になるのだけども・・・・・まずもって 甘い そして 柔らかい この2点だけが この2点さえありさえすれば すべて 美味しいのか? ということです 僕が作っているのは 野菜です スイーツではありません(もちろんスイーツ甘いの好きだけども・・・)やたらと 甘さと柔らかさが求められているような気がして おいおい と思うことが多いのですね・・・・

 僕が思う (美味しい)という定義は・・・・舌の上で いろんな表情が楽しめる ということでもある 最初にちょっとした苦味が来て そのあとに 酸味 そして 最後にほんのりとした甘みがやってくる と まるで 女性の心のような爛漫な変化 その筋道というか ひとつの物語のように 動いていくものがあるときに 美味しい! と感じます そして その奥深い世界 一言では言い表せないような 複雑さに感動する・・・のだと思っている
なので 市販で売られている工業製品がごとくの食べ物の多くが 単に 甘い! 辛い! すっぱい! だけの単純な食べ物は全くもって物足りないし おもしろくない それが何を基準にしているかといえば (刺激)です 舌に対しての 刺激であって 肉体への栄養ではない ひとつの刺激は 次の刺激を呼び起こして さらに・・とどんどん求めて行く まさに 止められない止まらない 世界・・・・なんだと思う

 そして もうひとつ・・・・栄養素とエネルギーの問題 これ同じでしょうか? 僕は違うと思っています たとえ バランスのとれた栄養食品があったとしても そこに どれだけ エネルギー源があるのでしょうか と常々感じています たとえば 良く言われる ビタミンC・・・・これ 天然のもの 果物や野菜に含まれている状態と サプリメントで入っているものと 人間の肉体に入った時に 同じ作用でしょうか? 僕の感じている感覚だと 違うと思います
 僕がよく食べ物や野菜を例える時に 使う (がつん!)と来る感じが違うのですね このがつン!が エネルギーの大きさを表しているように思います 時間がないときに 腹減って コンビニ弁当買う時があります そんなときには たとえ 2個食べたとしても エネルギーの補給にならない感じなのです 力(ちから)が出ないのですね

 もちろん 何の科学的根拠などありませんし 僕の直観と経験からくるものです でも 僕はなんでも 自分で経験して 体で得たその感覚を 一番信じているし そうやってきました そして 普段 野菜や土に対しても そのように 自分の感覚を信じて アプローチしていきます ま それが 僕の言う 百姓 ってことだと思っています・・・・ 

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