バイオダイナミック農法

人参の種まき バイオダイナミック農法ー太陽と月 屋内栽培と機械の自動化

7月17人参の種まきスタート
今日の写真 さて いよいよ人参の種まきが始まりました バイオダイナミック・カレンダー 言うところの 7月の根菜の日 といえば いわずもがな 人参の種まきです いよいよ これで 秋の作付けが本番を迎えました これから がんがん 種を播き 苗を植えていきます・・・・さて 今日は根菜の日ですが バイオダイナミック農法 今まで 実践してきた上で いくつか ポイントがあることに気付きます 一つは 太陽と月の位置 日本は古来より 太陰暦を使用してきたので 今でも どこかの田舎に行けば 月の歴によって 種まきなどしているところもあるかと思います
 バイオダイナミック・カレンダーでは いわゆる 月が下降している時期を 苗などの定植時期としていますが 植物内の 樹液の上昇の力が弱くなることにより 植物の力が 下に向かうことを利用して 作づけるものです・・・
 このように おそらくは ブラジルなどでも 大規模農場の 大豆の栽培などでも 満月を利用したり 今でもわりと月を利用しているやり方はまあ あるかもしれません

 それに対して 太陽の位置 を重視するやり方は まだまだ発展途上のようで 西洋占星術では 昔から 12星座との関わりの中で 獣帯と呼ばれる 太陽の動きが重視されますが 具体的にそれが どのように地球上の作物に影響を及ぼしているのかは 諸説こもごもで 僕自身も まだまだ 勉強中といったところです・・・ま このあたり 日本では 話せる人はほとんどいないので 自分で 疑問に思ったら調べたり むしろ 農業以外の領域でヒントを得ることの方が多いように思います・・・・・

 さて 先の人参ですが・・・・この秋冬の人参栽培は 間引き という作業はもうありません この写真に写っている 種まきの手押し器具を用いれば ほぼ 正確に1センチ単位で 株間を制御できます 僕が その昔 研修したころは それはもう 人参栽培といえば 間引きと除草作業に追われたものです それはもう今は昔・・・太陽熱マルチなど いろんな技術を用いて 今は 慣行栽培とほぼ同じレベルの広さまでこなせるようになりました 実質 人参は種を播くのはほんの短時間で終わります その後 灌水など 発芽にかかる 手間の方がより大変・・・今日の夜は 雨予報が出ているので 期待したいところです
 ま このように 農業技術は 日進月歩ですが おそらく 今後の農業 技術の発展は 二つの傾向があるかと思います ひとつは 屋内での栽培です 今でも 駅前のビルなどの中で 24時間態勢で 液肥を用いて 完全無農薬で レタス類の栽培を積極的に行っているところはいくつかあるようです 今後 今のような建物 ではなくて もっとコスト的に安価な素材でしかも丈夫 ビニールハウスぐらいの価格と移動・撤去などが 簡単にできるような素材なり テントが発展したようなものが開発されれば 可能性があると思います 
 そして 我々のような 露地栽培は なんといっても 機械の自動化でしょう このブログでも再三言ってますが トラクターの自動化や 各種機械作業を コンピュータにインプットするだけで やってくれるように開発できれば 作業性は飛躍的に向上します そうすれば 農業者は 実質 過酷な労働からは離れて 作付けの時期や管理のタイミングだけ行えば 農産物ができる という寸法です この二つの流れが 今後 どんどん発展していけば 僕のような個人の農家でも 作業者一人で 50ヘクタール とか可能になれば 収入も上がる(でも機械の投資で借金だらけか)・・・・・とまあ 100年以内には そうなるでしょうかね・・・でも その時には 日本には 農家と呼ばれる存在は 何人いますかね・・・

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