コラム・百姓から見た世のつれづれ

人参に灌水 佐野元春~農業とアート

7月11夕方と灌水
はてさて・・・昨日の夜は 栃木などでは 警報が出るぐらい雨が降っていることから こちらにも雨が降るのを期待して 人参の種まきをしたわけですけども 朝起きて すぐに外をのぞくと・・・うう 一滴も降っていない うーむ てことで 仕方あるまい 夕方に播いたばかりの人参に灌水するわけです それが今日の写真 暗くなってしまって写真取るの忘れたので これは 2年前の写真 畑はからからに乾いているわけで これでは 待てど暮らせど 人参は発芽しない 今日から しばらく 夕方には灌水オンパレードです・・・(でも 夕焼けに細かく噴水するシャワーはきれいですよ)

 昼間がこんなにも 暑いわけで 会社勤めの方とか お昼は何を食べますかね? 僕は もう この時期は 麺類一本 そば→うどん→冷やし中華→そうめん というワンサイクルを ぐるぐる 回していくわけです そして ご飯ものが減っていきます しかして この時期は つんと鼻に効く わさびとしょうが そして 酢 が最高ですね

 佐野元春が大好きです このブログにもよく書いていることだけど 日本のミュージシャンの中でも とびきりの本物のアーティストです もう今は 昔のような高いキーは出ないし パフォーマンスとしては劣化が激しいけれども 
今でも そこに彼がたたずんでいるだけで 希望の匂いがしてくる 日本がまだ元気で これからも 果てしなく成長していくかのような錯覚を持っていた時代・・・・・時代はこんなにも変わったわけだけど ロックンロールナイトをシャウトしていた彼は 今 何を思うだろうか? 今の時代に 本物のアーチストである 佐野元春は果たして必要とされているだろうか?

 農業とアート どちらも ゼロから1を作る仕事 創造とはよく言ったもので 何かを作ること しかして 作るよりも仕切ること 素材のプロデュースばかりがもてはやされる うまく 人のふんどしで立ちまわった者が利益を独占できる時代 地道にこつこつとひたすらにひとつのものを作りあげていく仕事は どこかの誰かに外注すれば 事足りる という雰囲気・・・今日のような 灼熱の暑さの中 一人でひたすら 畑をやっていると いろんなことを考えるんどえすね だけど あんまり考えても この暑さ 最後にはどうでもよくなります・・・人参に水をやっていて 暗くなっていく夕焼けを見ていると すべてが どうでもよくなっていきます・・・・ま それが 作る ということだと思います 頭からっぽ 心からっぽ そして そこから 何かが生まれるんですね・・・・合掌

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