新規就農

梅ときゅうり なちゅらるな暮らし 新規就農目指す若い女性

7月27梅ときゅうり
今日の写真 きゅうりの梅あえ・・・暑い夏なわけですが きゅうりですよね夏といえば・・・マヨネーズつけたり しょうゆや塩など いろいろつけるわけですが さっぱり感が満載なのはこれ・・あまり食べない梅干しなどが 冷蔵庫にありましたらば 種を取り出して きゅうりとあえるだけ・・・さっぱりした酸っぱさが暑さに堪える体には最高です

 明日は出荷ということで 夜家に帰り 出荷準備に入る前にちょっとだけ横になって休もうと思っていて 気付けば今の夜中・・・すでに日付が変わった 今日成田は朝から雨・・・急に梅雨のような雨が降り 畑は久々に湿ってくれて ようやくこれで 仕事にかかりやすくなった 明日からはがんがんトラクターを出動させて一気に 数ヘクタール耕します・・・・

 ナチュラルな暮らし・・・・先日 都内に行った時 電車の中でお隣に座った女性の方が雑誌を読んでいて ふと見ると そのタイトルが目に入った ふーむ・・・素敵な言葉ですな しかして ナチュラルな暮らし というのは 何を指しているのでしょうか? ま 精神的に 何事も受け入れてうんぬん・・・ということならば わからぬのでもないのですが ちらっと見える雑誌には ハワイとか ちょっと田舎的な田園風景が広がるきれいな写真が載っていました ナチュラルな暮らし から見れば リゾートも田舎も同じに見えるのかもしれませんな 
 日本の田舎に ナチュラルな暮らしというものは 存在しません 少なくとも 千葉@成田にはないですね あるのは 永遠に広がる畑と田んぼ そして 見捨てられた耕作放棄地 国道沿いにぽこぽこできる コンビニ・・・という風景ですが それをナチュラルとは言えないでしょう 僕のような薬剤を使わず 一人で3ヘクタール回して 年間100種類の野菜を作っていると 周囲の農家よりもさらに ナチュラルな暮らしからは遠くなります・・・ま 農業の世界にナチュラルな暮らしがあるのか?と問われれば よくわかりませんが 仮にあったとして・・・・自前の土地と庭のあるきれいな家があり 周囲には 薬を使っていない畑が広がり(場合によっては放し飼いのにわとりややぎがいたりして) 自前で育てたハーブなどで朝食を屋外のテラスでいただく 的な雰囲気でしょうか? ま 成田でそんなことしていたら いのししが庭に突入してきますけどね・・・

 昨日の日曜日は たまたま 援農したい的な女性3名がやってくる その中には 将来有機農業をやっていきたいという雰囲気もある方もいて そして 就農1年過ぎた方もいて という状況 驚くのが3名ともに 25~26歳の独身女性だったことだ うーむ・・・農業をやってみたいと連絡してくるのが 今現在 ほとんどが女性だ そして若い これには参るね いったい男は何をやってるんだ と思わずにいられない(野郎ならば下ネタ言えるし 最悪しばいたってどうってことないけど 女性ではそうもいくまいて)
 そして 何がって すでにその若さで 彼女らは 期待をしていないということだ 何に? 社会や男や その他ものろもろに・・・自分の力でなんとかして生きていくんだ という決意にあふれている 彼女らは今の日本の社会体制に対して 一ミリの期待も持っていない すでに 政治などは見限っている それが雰囲気からよくわかる
 そして 僕自身がさらに驚いたことが・・・通常 農業で食べていくことがいかに難しいか 金がかかるのか・・といった ネガティブな内容をがっつりと話すことにしている 安易に就農して失敗する例は山ほどあるし 実際たいていそうなるわけです それでも 動じないのですね そして 僕から見れば そんなに若い女性が縁もゆかりもない田舎に行き どうやって農地を確保して どうやって食べていくのだろう?と思うわけだけども どうやら なんとかなる と思っていて さらに それが大丈夫かもしれないな と思わせる何かがあるのですね・・・そして 一番衝撃だったのが そうした彼女らが見ている確信の世界が 僕からは見えない ということでした ああ・・僕はもう古いんですね 新たな農業の時代の先には彼女らがいて 僕には居場所はないのだなあ と痛烈に思いました・・・
 てことで 教えられるのは 栽培技術だけでしょう あとは 好きにやってください ってことですね 僕自身がそうやってきたように 僕には理解できないやり方で 時代を切り開いていくでしょう もちろん 僕も生きている限り畑をやって生きていきますが 先端には追いつけないでしょう  ま 僕は僕なりの農業をやっていくだけです・・・・

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