新規就農

農業資材とアパート家賃 有機農業新たな未来へ~君は生き残れるか

8月15家賃と同じかんれいしゃ
一人でいる寂しさなら 耐えられる でも 二人でいる寂しさには耐えられない・・・・どうした?暑さで完全にやられたか? 今日のちょうどお昼頃の暑さは 尋常ではなかった 畑に立っているだけで くらくらする ようやく暑さにも慣れて 汗腺が開いて 熱中症の初期症状だけでなんとかなっていたけども やはり 11時~2時ごろの暑さは かなりやばい・・・てことで そんな暑さのピークのお昼時には 軽トラで走りながらクールダウンを目的に 農業資材の買い出しに出る 
 それが 今日の写真 これ 防虫ネットといいまして 文字通り 虫を防ぐものです 苗などに被せるわけですが 驚くなかれ これ1本 わずか100メートルで 僕のアパートの家賃よりも高い・・・・うーむ・・・・その他に 収穫用コンテナ(一個399円)しこたま 秋作用のマルチ資材などなど わずか 一回の買い物で 5万が飛ぶ・・ プライベートで 1000円以上のものを買う時は 吟味に吟味を重ねた上で 買わないこともあるけども 農業資材に関しては ほとんど 考慮しない そう 基本 必要なものは すべて買う 10年農業をやってきてわかったことがある その時に必要なものは その時に買わなければいけない ということだ なので 僕はもう 仕事に関しては すべて 突っ込むことにしている 酒・たばこ・ギャンブル 一切やらない僕は 趣味などもない プライベートも存在していないので 余った金は(最初から何も余ってないけども) すべて 農業関係の設備へと消えていく・・・・(しかしてたまに靴下やパンツが破れた時にはこれは仕事着だと割り切ってユニクロで買うがTシャツの背中は20センチの大穴が開いたままだ・・・今年になってバズーカで打たれた)

 さて 有機農業である・・・今や 僕自身もそうだけども 僕の周囲の有機農家 だいたい20~30代前後の 有機農家第2~3世代 の多くは その昔10年前の 畑をバックにかわいい奥さんと二人で子供を抱えて 清貧な暮らしぶりだけども 豊かな時間を田舎で送っています・・・的な イメージをもうあまり持っていない 単に 畑だけをやり それで 出来た有機野菜を少量ずつ売って なんとか生活しています という段階はすでに終わりを告げた
・・・・加工販売・観光農園・貸し農園・なんとかマルシェ・そして 高級レストランとのコラボレーション・・・などなど
今や 若くてやる気のある 有機農家のほとんどは その仕事の領域を 多岐に広げている いやはや・・・僕などは もう 古い世代に属している 来年 僕もカフェをオープンさせるわけだけども もちろん 積極的に自分の農園を展開したい ということもあるけども このままだと じり貧になる というのが 目に見えているからということも言える
 特に 震災以降 その流れは顕著だ 東日本のオーガニック関係は 軒並みやられてしまった それに 対抗すべく 今 みんながこうした 流れ に対処している というところだろう・・・
 本来ならば 農業というものは 江戸時代ほとんどの者が お百姓さんだったように 普通の暮らしができるものだ そんなにも儲かりはしないけども なんとか食べていける仕事 それが 農業だった しかして 今ほど 農業が苦境の時代もないだろう 今や 優秀な人間しか生き残れない 他の分野でも活躍・優秀な人間が この農業界を塗り替えるべく 日々戦っている 僕の周囲にいる がんがんやっている 仲間たちは みな優秀だ 
 世界に打って出る人材もいるだろう 法人として人材を束ねる農業者もどんどん出てくるだろう ・・・でも その陰で 生き残れない人は 山ほど出るだろう 新規就農者の多くが 夢破れて去っていくだろう(実際そうなっている)
 これでいいのかね? 優秀じゃなくても なんとか食べていける それが その業界の本当の豊かさではないだろうか? ま 僕のような ぼんくらでもこうしてやっていけてるわけだから まだ 安心ってことですかなあ・・・

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