はてさて　９月の農繁期も佳境を迎えて　まさに　まったなしの日々が続きます・・・９月いっぱいまでが　ひとつの勝負となりますので　今はもう　何があろうが　種まきなどをしている時期です・・・残りあと　１週間　で秋・冬の作付けがひとくぎり　ラストスパートへ向けて　もう　ひとふんばりです・・・

　そんな中　今日の写真　はい　我が農園に新たな研修生が誕生しました　以前は男性二人でしたが　今回の方はなんと！女性です（２０代後半）・・・・でまあ　その経緯がおもしろいのです
実は　前回７月に草むしりの援農に来ていただいた時に　（将来は農業をやりたい・・・）と　言っていたので・・　こんこんと・・それこそこんこんと・・・いかに　農業が大変で　ましてや女性がやっていくのは至難の業　とあきらめるように説明しておりました　まあ　それでたいがいはあきらめて　他の職業を探したりして　人生を路頭に迷うことなく　僕もほっとするわけですが　今回の方は　再度　ご連絡いただいたので　まあ　また草むしりでもしていただいて　無理よ・・・と　諭す予定ではありました　そして　前回　まあ軽く　（もし研修するとなれば　こちらの成田の近所にでも引っ越してもらって　バイトなりをとりあえず見つけて　自分で生活しながら通うってパターンですね・・・）　と話してはいたのですけども　今朝　来た時に　なんといきなり開口一番　（引っ越しました！）とのこと・・・　うーむ　もちろん　僕は何も聞いてないし　研修生にするとも約束もしてはおりません・・・・うーむ　思わず　まじまじと見て　（ということはこちらで生活しながら　僕の農園で研修したいということ？）　と　聞くと　（はい！）とのこと　うーむ・・・・
　実は　前回来た時に　もう　僕のところで研修する　ということを決めていたそうです（もちろん僕は何も知りません）
うーむ　いったい　もし僕が断ったら　どうなったんでしょうか？　ということで　勝負は　決めた方が　勝ち！　という　典型的な事例でございました・・・・

　２０代女性の　動くフットワークの軽さと　物事を進めていく力に勝てるものはありません　おじさんの持つ　常識や農業の持つ大変さなど　どこ吹く風・・・すでに　僕の中では　彼女に決断にあらがう力はありません・・・こうして　時代というものは　常に　若い人がバトンタッチをして　繋いでいくものでしょう　かつては　僕もそうした若者の一人だったのでしょう　何人も　それこそ　何十人　という人に　（農業では食べていけない　ましてや有機農業ではな）　と言われ続けてきたわけですが　僕自身の今が　その答えとなっていることを思えば　自分の理解を超えたものがすでに動いていて　その流れに逆らう権利は　誰も持っていないはずです・・・・

　ということで　まあ　これから　我が農園も来年のカフェオープンまで　ちょうど　１年となりましたが　ひとつ進みました・・・・・・