新規就農

聖護院大根 そして 風評被害~あれから 2年・・・

11月27聖護院大根
今日の写真 出荷の始まった聖護院大根 まだ 玉がちょっと小さいけども 葉っぱがきれいだし ちょっと葉物が今週厳しい感じなので 大根の葉っぱ美味しさで前倒しで出荷する・・昼飯に この聖護院大根の葉っぱをベーコンと炒めたら 美味だった・・・

 さて 早くも11月が終わる 毎月 月の初めに 今月の仕事 という一覧表を作っていて そこには 作付け・種まき・仕事 と3コーナーに分かれて書いている 作付けは 畑への作付け この時期はもう 春人参のトンネル栽培を何本 とか 葉物のトンネル栽培とか そして 種まきは レタス類など・・・そして 3つ目の 仕事 という分野が この冬のメインとなる・・・小屋を建てる 竹を切る 穴を掘る いろんな普段できない 畑の整備などをこの11月~翌年2月まで行う この時期を逃すと また来年の冬までできないので そこそこ焦るわけです ひとつ仕事を残すと それはじわじわとあとで効いてくる ・・・やっておかねば・・・
 あ 今週末 2台目のトラクターがやってくる そして それを保管しておく小屋の屋根を延長せねばならない うーむ・・・時間が・・・今週末 土曜日は都内で用事と 占いの仕事が入る・・・やはり 都内のほうが占いなどは やりやすい 来年 カフェをオープンさせたら 占い をひとつの仕事として 確立できるかもしれない・・・実際のところ 野菜なんかよりも 需要はありそうなのが 怖い・・(イベントでマルシェに出ても占いの行列凄くて 野菜は閑古鳥って以前もあったな・・)

 さて 風評被害である・・・・たぶん 東日本で農産物を作るすべての農家が この問題に直面して あれから 2年ちょっと うまく乗り切れた方もいるだろうし もしかして それを機に 離農した方もいるのかもしれない・・・今月の現代農業の記事 某被害のあった県のしいたけ農家さんの話 順調に売り上げを伸ばし しいたけ農家として4代目・・・頑張っていた 農家のお嫁さん 3・11以降 ぱったりと売れず それでも 頑張ってしいたけのパックを直接売って歩いていたときに それまで ひいきにしていただいた方の家に届けた際に (うちの家族にセシウム食わす気か!) と しいたけを投げられたそうな・・・そのときは 配達の車の中で 横にいた子供の前で おんおん泣いたそうな・・・それを機に 一気に 加工品へシフト 裏の納屋を自前で改築して しいたけの加工販売に乗り出し 今では その県のおみやげの特産物コーナーの 一位になったそうな・・・そして 売り上げは 震災前を越えた・・・まったくもって 素晴らしい 本当に素晴らしい ・・・・(もちろんこの農家さんのところの放射線の数値はまったく問題がなかった) 

 3・11 僕も消費者と直接販売してきただけに いろんな経験をした 今でも それはくっきりと自分の中に残っている そして それはやはり 変化をもたらした より いっそう 買っていただけるお客様のために野菜を作ろう と思った 震災以降 減ってしまった売り上げをなんとか取り戻そうと いろんなところに出向いて野菜を売りました 寒空の中 まったく見向きもされない冷たい北風が吹き付ける場所で ずっと立っていたときは いろんなことを考えました・・・・日本の消費者はうんぬん・・・この言葉を言い始めたら たぶん 農家は負けです 同じく 日本の農業政策は~ 農水省は~ JAは~TPPは~ これ すべて 同じことでしょう 僕ら 農家にとっては 放射能も TPPも 台風も離農を即する外圧のひとつです すべからく 自分で考えて 対策を練って やっていくしかありません 僕ら 農家は 生き残ること これがすべてです もちろん たくさん売り上げを上げることもいいでしょう 自給的にやっていくこともいいでしょう なんにしろ 畑や 田んぼや 牛や豚やあらゆる農産物にしがみついて ただただ 長く 来年も5年後も そして 死ぬまで 自分の城を守り続けることができれば 僕らの勝ちです・・・
 東日本の現存する農家の方 今 やっている方は素晴らしいと思います これからも頑張って参りましょう!

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