昔の話~農業に至った経緯

我が思い出の街~京都 著名な後輩二人と・・・

12月13京都タワー
今日の写真 はい これはどこでしょうか?・・・ ま この百姓日記 と名づけたブログだけども 基本は我が農園のことを書くようにしています ありていにいえば 第3者から見て 田舎で新規就農をして農業をやる というどういう暮らしぶりなのか 何が大変なのか 何がおもしろいのか 何が破綻していくのか どれだけ頭がおかしいのか・・・などなど を赤裸々に伝えようとするものです(しかして たまに占いのことやネイティブのことやスピリチュアルなことも書くのは それが我が農園の野菜作りと共通したものがあるからです)
 なので きわめて 個人的なことなどは 書かないようにはしているのですけども ま 農業と人生と暮らしと個人としての考え方ややり方などはどうしてもクロスして来ますよね・・・てことで 今日はプライベートな話です

 水曜・木曜と 京都に行ってきました 京都駅正面に下り立てば 誰もが見上げるこの京都タワー はい 僕が初めてこれを見上げたのは 大学に入った今から約30年前の話です(しかして30年このタワーには登ったことはないと思う) 20歳で京都に行き 30過ぎの農業の世界に飛び込むまでここで暮らしました 僕にとっては 青春の時代といえば すべてこの街で起きたことを指します 今回 水商売時代の後輩二人が 僕をこの思い出の街 京都へ招いてくれました 約15年ぶりでした 交通費とホテル代 そして 夜の食事代や飲み代のほとんどまで持っていただきました・・・・僕の仕事は休みはありません なので 以前から誘われていたのですけども 今回は彼らも 業を煮やして
強硬手段を取ってくれたので 僕も意を決めておかげで楽しいひとときを過ごしました

 一人はこの日記でもよく出てくる アラスカの自然を撮影する著名な写真家 松本紀生 氏です(写真集も2冊出ていてとにかく素晴らしい 近いうちに3冊目も出るそうです どうぞ お買い求めくださいませ) 彼は学生時代一緒に働いていて 星野道夫さんの写真に出会い 大学を中退してアラスカの地に渡り 半年間アラスカの自然に入りこんで写真を撮る という生活をずっとやっている方です マイナス40度の世界にただ一人でキャンプを張る 多少なりとも 自然の中で暮らすということをやっている僕ですら まったく 想像もできない世界です・・
 もう一人は ・・・たぶん 社会的地位もあるので 名前は伏せますが・・・現在 日本のトップエリートの中でもエリートな職種でして 日本には同じ地位の人は120人しかいないそうです ノーベル賞を取った某Y教授と同じ地位と言えばわかるかと思います ライバルはケンブリッジのラボですけどもまだうちのラボが勝ってます と言う彼の仕事は世界の最先端に直結していて 彼の所属する世界は まさに 僕の世界とは遠く離れたおとぎ話のようです(しかして 松本や俺のように命をかけて仕事をしているその税金でお前は食ってるんだよな! と 何回も念を押してやったぜ!)
 
 夜に会ってそこから 瞬間に20代に戻りました 彼らいわく 僕は何も変わってないそうな・・・そして 彼らいわく 何らかの影響を人生に与えたようで どうしても会いたかったと言ってくれました ふーむ・・・僕は変わらず 偏屈で 頭がおかしく ○態で(はばかられる) とのことのようで・・・昔話に花が咲きました そして でもそれ以上に 今後のことなどの近況の話がおもしろかった 3人ともある意味 普通に会社に勤めているような仕事ではないので それぞれがふんばらなければいけないことは間違いないので そこは それぞれ 3人とも勉強になったと思う 
 深夜まで ジントニックを久々に飲みながら語った時間は なんだか 今まで頑張ってきた褒美のような豊かな時のように思えました 多少空いた時間に 京都で住んでいた場所や 働いていた飲み屋街をそぞろ歩いてみました
僕の20代がすべて詰まった街 そこで 起きたことはもちろん 楽しいことよりも つらいことや悲しいこともたくさんありました 帰りの新幹線で 京都を離れる瞬間には 大きなため息が出ました 僕の青春はもう終わりました でも 今のほうが より 自分らしく自分の世界を構築すべく 日々戦っております 彼ら二人に比べて 正直 陽の当たることなどない業界にいますが それを僕は選びました 後悔はありません ていうか そんなことを思っている暇などない ということです ・・・・今日は朝から出荷でした 畑に行き ハウスを見上げると 屋根のビニールが破れていました 思わず苦笑い・・・はは 遊んでいるとこうして 必ず 現実の厳しさを教えてくれます 当然 全部張り替えねばなりません 被害総額・・・止めましょう! 人生はこうして 一歩ずつ進んでいきます 今日も半紙一枚 明日も半紙一枚重ねて いつか 思いもよらない場所へたどり着きます ・・・いつかまた 3人で会える日を楽しみにして 頑張ろうと思います でも うれしかったなあ・・・

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA