百姓の詩

パソコンセキュリティ 冬のトンネル栽培 内田樹先生曰く農業という命の糧

1月12冬のトンネルひもかけ
さて 今日は1月12 連休のなかびですな・・・正月休みも終わり 日常に戻ったわけですが 畑は相変わらずで仕事に追われております 夕方もちょっと日が延びて 今日は夕方5時まで畑作業ができました これからがんがんの仕事モードですな・・・・さて 先週末は このパソコンを専門店に持ち込む・・・そして 見てもらう・・・すると驚愕の事実が・・・なんと 買って3ヶ月 毎月お金を払って入ったはずの セキュリティの会員に入ってなかったことが判明・・・うーむ 思うわず 店頭で声を荒げそうになる・・・よくわからないのだけども 向こうのミス お金をその場で少し返してもらって 改めて入りなおす なんとか パソコンは無事だったものの まったくもって この四角い箱は 鬼門です・・・たぶん 苦手だ苦手だ と思っているからこそ こうした事態は起きるものですな・・・ふー・・・

 今日の写真 冬の定番 トンネル栽培が真っ盛りです こうして トンネルを何十本と張るのですけども ようやく10年も経験が実って これ! という形と技術が確立したように思います ここまでくるのに 試行錯誤の連続でした それこそ どれだけの資材を無駄にしたでしょうか? 今はもう 必要なくなった パッカー(ビニールを抑える資材のこと)が大量に資材小屋に眠っています・・・今日は 研修生Aさんに 一人でこのトンネルの張り方を教えます
この時期に野菜の種を播く イコール トンネル栽培となります てことは 種は誰でも播けますが トンネルを上手に張れねば野菜はできません・・・その 技術が勝負となります
 農業とは まずもって 技術 そして 観察力 そして 愛情・・・(ここで失笑されるわけですが・・) 新規就農者はとにかく 技術の習得をせねばなりません どうやったら 野菜ができるのか? だいたいのことは 今はもうネットやなんかで いろんな情報は手に入ります しかして 技術は自分でやって 身につけねばなりません それが先決なのですね・・・ 逆に言えば 技術を身につければ あとのことは なんとかなります えらそうな御託や情報や なんとか農法とか たいした意味のないことなどは いくらでも 後付ができるのです 用は ネットに乗ってない本当の細かいこつのようなものが野菜の出来を左右します てことで これから まだまだ 研修生には何本もトンネルを張ってもらって習得してもらいたいと思います・・・・

 内田樹の研究室 というブログをよく見ている・・・たぶん ご存知の方も多いと思います 大学教授の方でいろんな発言をしておられますが その骨子は明確 今の時代は 経済が我々の生活の隅々にまで入りすぎていて それがすでに 異常なレベルを越えている と警告されているわけです それを先生は 「過経済化」と呼んでいます
 農業で作られる 農産物・・・これは マーケットで言うところの商品なわけですが ちゃんと流通に乗って 流れいればそれは 商品として価格が決まり となるわけですが 一旦 何かがあって その流れが滞ると 農産物は商品ではなくて 生活の糧 となるわけですね つまりそれは 我々の命にかかわる問題に直結しているのですね
 今は それを 自分たちの生活の糧 そのものを 売り買い あるいや 投資の対象や金融商品などとして扱っていて そこに 経済性や効率化だけの話で 農業を語ることの恐ろしさを話しておられました 
 日本の農業者のどれぐらい の人がそうした意識を持っているだろうか? 自分が畑で生み出しているものは商品なのか? 命の糧なのか? それとも何? お客様へのプレゼントなのか? たぶん すべてが正解ですべてが間違いでもないだろう でも 残念だけども 日本の農業の現場でそんなことが語られることはまずもってない・・・
ないのですよ 日本の消費者の皆様・・・僕にもいろんな思いがありますが 日々 いろんなことに追いまくられていて お金のことを考えなくていい日などないのですね・・・そして その中で 自分の思いを貫けべ貫くほど 追い込まれていくのもまた事実なのですよ・・・・はい

 内田先生は 最後に言います (農業と 教育と 医療 この3つは 自由貿易論者を標榜する方々には口を挟んで欲しくない ) まさに その通り!

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