新規就農

スコップおふくろ大根 がなりさんと生産現場→飲食店舗

1月23大根スコップ
今日の写真 はてさて 季節はぐっと進み 冬の本番からこれから春へと移行する時期に入りました しかして 畑は毎朝 かちんこちんに凍っております・・・なので 出荷の前日の夕方に根菜類は収穫するわけです・・・そして 今出荷中の おふくろ大根 もう 首の部分から寒さのために 傷みが入りかけてきました なので このおふくろ大根を抜くときには 通常の青首大根とは違い よほど 首の部分を慎重に持たないと 葉っぱのみが切れて大根抜けない ってなことになります・・・しかして これから先は もうその首の葉っぱの部分もきれいに枯れてきまして そうなりますと 写真のように もうスコップの出番となるわけです このように 一本一本スコップで抜いております
 手間と時間と汗と涙と我が百姓魂でもって こうして ひとつひとつの野菜を!作って お届けしております!何卒 何卒 よろしくお願い申し上げます!

 高橋がなり 氏をご存知でしょうか? はい 男性諸氏ならば知っている方は多いかも・・・その昔 テリー伊藤氏のもとで働き その後 独立 AVメーカーを立ち上げ(女性は検索しないほうがいいかも・・) 100億円企業にまで発展させる そして 僕が成田にやってきた同じころに なんと その会社を辞めて 自分の資産20億を持って 農業へと転進 旧態然とした農業に風穴を起こすべく いろんな斬新な農業の事業を始めたわけですな・・・
 農家の台所という飲食店の展開を軸に 農業の流通は小売り さらには 生産でも 女性だけの農場を作るなどなど 仕掛けも山ほど 人数もやまほど 資金もじゃぶじゃぶ・・・・あれから 7年経って 果たしてどうなったのか・・・ 久々に ふと思って検索したところブログが出てきて 読むと うーむ・・・会社を畳むまでは言ってないけども 事業全体を一旦見直し 彼本人は 百姓修行に出る とのことだった 20億のうち すでに 15億はつかったようだ 先のレストランを3ぶんの1にまで縮小 大幅な転換を図るところにまで追い込まれたようだ・・・・・
 実は 最初のお店 1店舗目のオープンしたてに 行った事がある もちろん仕掛けはおもしろかったけども まあ 利益はでないだろうな と思いました 某ユニクロもそうでしたけども 大きなしかけと資金でもって 農業に参入するのはいいのだけども 農業というものは通常のビジネスと違い ゼロの桁がいくつも違うほど 利益は薄いのですね それは 生産を経験すれば おのずとわかることだけども だいたいにおいて 大きな仕掛けをするところは 流通や小売から入って こんなはずではなかった となるわけです・・・
飲食店舗・流通・小売 → 生産現場 と移行してうまくいったところはあまり見ません ワタミの農場がありますが あれだけの農産物を自社内にてさばけても なかなか黒字化できない というところがポイントです
 僕の感じだと 個人の農家やがんばっている農業法人が 生産と言う段階をある程度クリアーしてから 飲食や加工・小売りなど他の事業に手を出して 儲ける というよりも つぶれない 安定させる ということを念頭に置いていれば うまくいくように思えます・・・生産現場 →飲食店舗・流通・小売り という流れ 僕自身も この流れです
 畑で生産されたものを 自前でさばくために より安定した売り先や 消費者とのつながりを求めた結果 飲食店という形になったわけです なので 目的は 儲ける ことが主眼ではなくて つぶれない ことです それは まずもって 10年続ければ勝ちだということです 畑は永遠にやります そして店も畑をやる限りつぶれない・・・そんな形にできたらな と思ってます・・(しかしてがなりさんのこと 必ずや一発逆転をすることと思う・・)

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