ネイティブ・アメリカン

スウェットロッジの骨組み アメリカのオーガニック事情と日本の消費者意識

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今日の写真 これはネイティブ・アメリカンの儀式で使う スウェット・ロッジの骨組みです これに毛布を何枚もかぶせて 中を密閉状態にして 何千度に焼いた石を中央に置き 水をかけて蒸気を上げながら 深い暗闇の中で歌と祈りを捧げます・・・

 今日は僕のホームページを作ってくれたり 以前 畑ツアーでもとりまとめをしてくれたいた 我が農園のIT事業部長 林君がアメリカ留学から一時的に帰国したので つかの間 身内が集まって古民家でまったりしました・・
いつものようにカレーを作ったり 今回 初めて 庭でおこのみ焼きに挑戦しまして これがまた美味しかったです・・ そして 仲間がネイティブの歌を歌ってくれたりして つかのまの再会を祝しました・・・
そのアメリカにいる彼の話・・・・アメリカはやはり オーガニック事情はかなり進んでいるようです 普通のスーパーには 当然のようにオーガニックな商材はあふれていて もちろん野菜も豊富・・・きちんと オーガニックという立ち位置が ビジネスとして確立しているようです・・特に都市に住む アッパークラスのほとんどが オーガニックなもので 自分の身の回りのものを固めているようで その人たちの意識は極めて高い・・・とのこと・・・ふーむ・・
彼に質問・・・(日本はどれぐらい遅れていると思う・・・そして 今後そうしたオーガニックがこの国で普及すると思う?) (2~30年は遅れているんじゃないですかね・・・いやあ 日本は難しいでしょうかね・・・やはり 一般市民の意識が・・・)とのこと・・・ふーむ・・ふーむ ふーむ・・・

 僕がその昔 パーマカルチャーで勉強したときには 日本はEU諸国よりも100年遅れている とあったけど アメリカに遅れをとること 約30年・・・まだまだ先ですなあ・・・

 僕が住む 有機農業という世界はまさに このオーガニックというマーケットの熟成とともにあります・・所詮 個人の有機農家が おされなパッケージングなどをほどこして 付加価値なるものをまとって 売ったところで 先は見えている というのが僕の考えです 真に必要なのは 消費者教育です・・・いかに 日本の消費者をオーガニックというものに対して地に足のついた考えを普及させていくのか・・・ うすっぺらいファッション的なものから脱却できるのか・・・それができるのは誰でしょうか? 企業でしょうか? 自然食品店でしょうか? ○民(大きな企業)でしょうか? それは実際の現場である畑をやっている 僕ら農家の地道な仕事だと思います 農家と消費者がしっかりと手を繋ぐ・・・そこにしか 僕らの生き残りはない というのが 結論です・・・・6月にはまた 上映会&トークイベントを行います ひとつひとつ地道にやっていく・・・ただそれだけです・・・

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