百姓の詩

さつまいもを掘るというよりも土を掘る 9月はどっきり・・・

9月18さつまいも
今日の写真 さて すでに季節はずいぶんとすすんで 9月も半ばを過ぎた てことで さつまいもを掘りました 収量は・・・・壊滅的 うう(泣く) ま ちょっとまだ早いのだけども たぶん 今年のさつまいもは失敗 なぜ 失敗したのか? 答えは簡単 草をはやしてしまったからですね なんだ そんな自明のことならば 草とればいいじゃないか と思われると思いますが それができんのです こうやればできる うまくいく そんなことは15年この業界にいてわかりきっていても できないことはできないのですね・・・今年はさつまいも専用アタッチ付きのトラクターを昨年冬に50万あまりで購入 がんがんやってしまったので 芋ほりは悲惨を極めます そう 単なる芋を掘るのでなくて 土を起こしていくだけの作業なのですな 研修生Aさんと ひたすら無口で土を掘り返していた一日でした・・

 しばらく このブログを更新していなかったので 心配した同業の方から連絡をいただく 大丈夫ですか?と・・・
いや俺に大丈夫かと聞いているのか? この俺に? 大丈夫なわけがありません 左腕はすでにものが持てない状態で 出荷場はあと3ヶ月でなくなるし カフェ出店などという話もそれどころじゃないし さつまいもの収量も最悪だし 頭が禿げ上がってきて左のひざはもう完全に曲がらない 両親はこの冬 (後生だから死ぬ前にお前と一度でいいから どこかへ旅に行きたい 連れて行ってくれ!)と言われているけど そんな金も時間もあるわけはない 先日 夜中にふと目覚めると なにやら 僕の頭上で この世のものと思えない存在たちが ぐるぐる練り歩いててこちらをのぞきこんでくる うーむ・・・数え切れない大群がこちらを見下ろしている 夢とそうでない世界との違いぐらいはわかるので ひたすらマントラ唱えて耐え忍ぶ・・・・相変わらず 畑へと向かう農道ではへびが横切る 極めつけは 大きなのが 半身を車かなんかでちぎられて血を流して横たわっている もちろん僕が踏んだわけじゃない いったい俺にどうしろと?この3日で 3回遭遇 これ明らかにおかしいよね?
 この9月は あまりに厳しい状況に陥った 悪夢のような日々が続き 夜もうまく眠れない しかして 作付けはあともう少し 9月の末で一旦落ち着き 10月が終われば 今年はだいたい終わる今はもう ひたすらそれを願うばかりだ 最近よく思う 自分の存在をみじめだと思うよりも むしろ 滑稽なのだと・・・この冬はたぶん 決まっていて呼ばれる講演以外は 外に出ないと思う 何を話して何を伝えていいのか・・今の僕は話すべき言葉が出ないと思う
そして 思う・・・これは ドッキリなのだ と・・・どこからかドッキリの看板を持った人が現れてくれたらばどんなにいいか・・・てことで 明日からさつまいもの出荷が始まります どうぞ よろしくお願いします!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA