取材

はじめてのオーガニック手帖 農業における成功とは畑を離れることなのか・・

9月20本
今日の写真 さて 本日出版の 「はじめてのオーガニック手帖」 (メディアパル) に僕の記事が掲載されております 書店などで見られるかと思います よろしければ どうぞ 見てやってくださいませ・・・

 今日は朝から晴れやかな天気 そうなんですね 年に何度かあるけども 春と秋には ああ!と痺れるような天気があります 生態系というのは 同じ気温 同じ湿度 同じ何か であったとしても そこに流れる気のようなものは 二度と体験できないものがあります 空と大地を繋ぐもの 大地のエネルギーは びていこつから入ってきて
空からのエネルギーは 頭のてっぺんから入ってきます 大地に2本足で立つ人間は そこになんらかの役割を与えられた存在である・・・とまあ どこかの誰かが言ったか知りませんが 僕はそのように思っています
 そして この12月末で出て行かなくてはならない古民家・・・・明日の出荷準備で 一人 せっせとじゃがいもを袋に詰めたりしておりますと やはり そうかあと3ヶ月でここがなくなるのか・・と思うと こみ上げるものがあります
この7年 共に苦労を重ねて 僕のすべてを見守ってくれたこの古民家(あ 先の御本にはきれいに撮影された古民家が掲載されております) たぶん ここを出て行き 新たな場所へ行く というのは 何かの大きなひとつの区切りでしょう・・・この冬は たぶん いろんな準備で 忙しくなるでしょう しかして おそらく この懸案が片を着けたらば いよいよ 来年こそは カフェのオープンへと邁進しようと思います いろんな試練を乗り越えてこそ 新たな道が開ける たぶん そういうことでしょう・・・・

 農業における成功とは 畑を離れる事なのか・・・・先日 ネットか何かで いわゆる農業の世界で成功した人の集まりが誰かのフェースブックかなにかに乗っていた そこには 何人か見知った人が・・・・皆 スーツをきちんと着て
おされなどこかのレストランみたいなところで 晴れやかな笑顔だった 皆 農業に関わる人だけども かつては 畑にいて 一人で農業を始めた人もいれば 最初から 独自の流通を立ち上げた人もいるし 農的な何かで成功した人もいる どちらにしろ 今は 畑や田んぼという 現場 からは離れたところで その成功の味を噛み締めているのか・・・・生産 と言う世界は 甘いものではなくて 僕がやっているこの有機農業では だいたいにおいて 10年はかかります 生産を安定させて その次の段階が出てくるまでに 約10年・・・その10年を真摯に向き合えば いつかは 道が開ける ように思います・・・そこから 会社を作って 大規模に展開する人 人にまかせて 次のことをやろうとするもの マスコミを中心にして 講演活動などを展開する人などなど・・・
 僕はたぶん 50を過ぎて 過渡期がやってくるのだな と思います 今は そこへ向けて準備をしているところです もちろん 畑を離れることはありません しかして 現状のペースで身体を酷使していけば あと10年同じ作付けは不可能です そのいつかやってくる肉体の限界に備えなくてはなりません むしろ 追い込まれて何かに備えるということになります それもまた 仕方のないことでしょう・・・・

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