田舎暮らし

頼りはヤーコン この商売のうれしい肝 超高齢化社会においての農

9月25ヤーコン
今日の写真 これはヤーコン 霜が降りる直前の12月に掘ります 今年はさつまいもは最悪 そして 里芋も結局草の管理ができずにたぶん良くない なので 最後の希望の芋 といえば 残されているのはこのヤーコン 今年はかなり作付けました 苗を作って自分で植えるだけなので簡単といえば簡単ですが 栽培期間が長いのでこれまた管理が大変 ま それさえやればそう難しくはないのだけども・・・カフェをオープンさせた暁には 貴重な商品開発の一手となるであろうヤーコン 毎年気合入れて作るべし・・・
 
 個人宅配を商売としてやっていて ありがたくうれしいことというのはいくつかあるのだけども 何かよんどころのない事情があって 途中でお辞めになった方が 再度 やはり僕の野菜を食べたい ということで 久方ぶりにご連絡いただく時・・・これは うれしいのです はい・・・ああ!憶えていただけた ということもありますが その 求められている感じ それこそが まさに百姓冥利といえます そして お付き合いいただいていた方がお辞めになるとき 実はみなさん はっきりと辞める とは言わないお客様が多いのですね・・・お引越しや何かの用事にかけて少しの間 休止します とご連絡いただきます・・・そして 多くの方が戻ってこない事をこの10年で知りました 
 そこには 僕に対する配慮があるのだと気づいたとき ああ・・・お客様にはご心配やお気持ちをたくさんいただいているのだな と思ったときに 申し訳ない気持ちでいっぱいになりました お会いしたことのないお客様が多いわけですが たぶん いろんなご負担をかけているのだと思います もっと 強くならねばな と思います そして 頭を垂れねばな と強く思います・・・・・

 人生は今や80年・・ですか? と寿命がどんどん延びているわけですが それに対して 人の生きるスパンと言うのか 生きる方法のようなものは 旧態然として一向に新しい考えや仕事のやり方が出てきてないように思えます
たとえば 定年退職して(今は65ですか)そこから まだ20年あると思ったら 全然 趣味や旅行で20年って持ちます? と感じるのですね・・・そして 若い時代でもそうですが 高校を出て たぶん 10年ぐらい 20代の後半になるまでは 肉体労働を中心に 旅をしたり いろんな世界をのぞく ということを中心にして 仕事を決めるのは 30になってからでもいいような気もします・・・(僕自身 農業の世界に飛び込んだのは34歳でした)
 これから迎える超高齢化社会・・・そこでは おそらく 老人を老人がケアする というようになるでしょう(だって老人介護とか若い人が支えられるわけがありません) となると おそらく 今の田舎の過疎 と呼ばれるようなところで 老人のコミュニティがたくさん生まれて そこで 自給自足的な暮らしを行うようになると思います(なんせ金がかからないからね) 当然 自分たちで食べる分は自分たちで作ることになります そして ようやくそこで 農業 農的な暮らし というものが 老人たちにとって 大きな意味を持つ事になります そこでは 遊びや趣味の延長ではなくて コミュニティ全体の食糧確保としての 農業 が求められて 生活をかけての畑や田んぼが行われます
 その時に おそらく 僕のような 有機農業を実践してきた農家の役割が大きくなるのだと思います・・・・
そんな風に もしかして 老人となった僕は 過疎の老人コミュニティを巡る旅ができる時代が来るやもしれません
そのときは 今みたく 鬼の形相で畑仕事をするのでなくて 和やかにできるのかも・・・と思います・・・(いや 素人老人相手につかみ合いかまさか・・)

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