有機農業

キャベツ類さくる ハウス見積もり 業者さんの世界

10月16キャベツラストさくる
今日の写真 最後のキャベツ類をさくる 今年は 芽キャベツ 黒キャベツ(カーボロネロ) そして カリブロ と力を入れている 冬の野菜はどうしても 同じものに偏りがち・・・例年 この冬に同じ野菜ばかりで お客様は止めていく 多少なりとも レパートリーを増やして足止めに必死なわけです・・・

 今日は ハウスの見積もりで地元の業者さんを訪ねる 大きさを説明して 作物栽培ではなくて資材小屋なので 被膜ビニールの素材をお願いして 簡単に見積もりを出してもらう・・・うーむ 予算を超えている・・・(泣く)
実際に立っている現物を見に連れて行ってもらう だいたいイメージどおりなのだけども 問題は 夏・・・・そのハウスの中で 実際に野菜の出荷をするわけなので 問題は 暑さ だ なので どうしても くるくるを肩に入れて 換気をしたほうがいいと勧められる まあ そうなのだけど 予算がね・・・ あと 結露も気になるので 中を2重にするとかなってくると さらに 金がかかる・・・まったくもって 頭が痛い なんせ 時間がないので もし 実際の工事をお願いするとなると 坪5000円 とのこと ・・・てことは 工賃だけで 15万は飛んでいく・・・この世は金次第 とは 僕の母親が子供の頃に言って聞かせてくれた言葉だけども もちろん 農業の世界も同じ・・・(おふくろ あんたは正しかったよ) 泣いてすむならば いくらでも泣きたいところだ・・・・

 その業者さん まあ いわゆる 中間問屋さんで このあたりの さつまいもやら 人参やらを仕入れて大きなトラックでどこかに納品している しかして ここ数年 空いた耕作放棄地を自ら耕して 農産物を作り始めた 僕がちょっと空いたな と思って狙っていた農地を この業者さんに2枚ほど取られたのは2年前・・・そのあたり 聞いてみると意外な言葉・・・(いや もう 10年もすればこのあたりみんな農業やめていくでしょ 俺も 女房の年金も家も何もかも抵当入れて将来どうなるかなんてわからんけど・・・売れるもん作らないとね・・・・) いや 中間業者さんだから 儲かっているということでもなさそうだ・・・そして より売りというところに近い分だけ 生産者よりも現実の厳しさをよくご存知の様子だった イオングループが~ という単語まで出てきて このあたりの慣行の農家さんからは決して出てこない情報のいくつかも披露してもらい 勉強になる・・・
 これに比べれば 有機農業の世界は遅れている いいもの 安全なものを作っていればなんとかなる そんな世界はとっくに終わっているし 実際にそんな世界はかつてもなかったのだと思う(それが0・17パーセントという数字の意味だ) 最近話すのは ほとんどが 慣行農家さんばかりだ 僕もこの地域に根ざしてきたという意味ではいいことなのかもしれない・・・

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