新規就農

だるま大根の収穫 どん底のさらに底 農業やめるは解放なのか

10月30だるま大根
今日の写真 だるま大根の収穫 聖護院大根とあわせての出荷 大根が二つ入っております・・・でも どちらも小さいのでそんなには邪魔じゃないと思います・・・とうとう 今年の秋・冬大根ですが 普通のスーパーで見かける青首大根を作るのをやめてしまった おふくろ大根 三浦系大根は作るけども あとは 黒いの赤いの緑色などなど・・・ ま 普通の青首大根は 僕がというか 我が農園の野菜セットには必要ないかなと・・・ま 今後はますます 独自の野菜セットを探求していこうと思う・・・・・

 8月の終わりに始まった 古民家撤退の流れから 我が農園はどん底状態が続き それは今も継続中・・・なんとか 秋・冬の作付けが終わったけども これから 冬へ向けて仕事は山積み・・・金も回らず ノックアウト寸前だ
そんなもんだから ヤマト宅配は配送ミスをするし お客様への請求書は入れ忘れるし 極めつけは 全然違うお客様に 送り先の変更の連絡をする大罪を犯してしまう・・・毎日 頭を下げてお詫びする日々が続く 今日こそ どん底 とか思って 明日はなんとかなるか と思いながらやっていると 実は 明日こそがさらに その下があった!てことで 階段を上がるどころか 足を踏み外してしまう事態・・・何をやってもうまくいかない そう 今はそこの場所を歩いているんでしょう 目線は常に足元に 余所見をせずに 息を潜めて ひたすら静かに 静かに・・・自分の呼吸だけを意識して 何が来てもひたすら耐え忍ぶ・・・・・・

 今 出荷中の葉つき人参 隣のさつまいも農家さんの奥さんが 話しかけてくる (葉っぱもつけて出すんかい?)
(はい!) (そうかい?わしは食べた事ないけんど うまいのかい?) (はい!美味しいですよ!) (そうかい そうかい・・・・) 農家というのは 農業のことは すべて知っていると思ったら大間違い 自分が作っている専門以外のことは知らないことが多い このあたりでは 年間 3~4品目の専業農家がほとんど もちろん 最強の専業農家なわけだけども 基本は 機械で作る 機械に乗って作付けをして 機械に乗って収穫をする 一日の出荷量が トン単位で出荷していくわけで 僕のような 零細農家とはわけが違う でも それも あともって10年ないだろう
今年の作付けもほぼ終わって 新たな 耕作放棄地がまたちらほら出てきた そう 放棄された畑はこの時期 一目瞭然 耕されていない畑は草だらけだ(僕の畑よりもね) 今年もまた 農家がやめていく そして それは 田舎では けっして悲しい出来事ではない むしろ 子供の頃から 畑や田んぼに縛り付けられてきたことからの解放でもある 地縁 血縁 そして 地域からの解放でもあるかもしれない かつては自分で耕してきたその畑を 今 僕が耕している 毎朝 その畑の前を 2匹の犬を引っ張って散歩しているおじいちゃん・・・・自分がかつて汗をかいたその畑を見るときだけ 犬に繋がれた紐を持つ手が緩むように見えるのは 僕の気のせいじゃないはずだ・・・・

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