『旬の有機野菜セット』

4月第1週「旬の有機野菜セット」~チマサンチュ初出荷編 オウム事件より20年 何を総括したのでしょうか?

3月31チマさんちゅ
4月第1週 「旬の有機野菜セット」~チマサンチュ初出荷編

ミニじゃがいも 里芋 おふくろ大根 キャベツ ほうれんそう カーボロネロ チマサンチュ わき芽ブロッコリー
白菜とう立ち菜 こうさいたい花芽

 今日の写真 4月の最初の週のお野菜 すでに 端境期は本番 てことで ちょっと小さいけども チマサンチュを前倒しで初出荷 この時期は 1週ごとに出荷する野菜がめまぐるしく変わる 秋・冬にんじんが終了 そして 春人参にはうまく繋がらなかった あと少し・・・今日は 出荷件数を更新 朝一番からやって 夕方と言うか夜 ヤマトにぎりぎり間に合う ほっとする・・・・夜家に帰ったらふらふらだった・・・ふう 

 オウムである そう オウム真理教の事件から20年だそうだ あの事件以来 田舎では 僕のような他所からやってきてわけわからんことやっていることをすべて オウム と呼ぶことになった 僕はいろんな田舎を点々としているけども どこへ行っても (お前ってオウム?)的な視線を投げかけられることが多い ふーむ まあ ちょうど かみくいっしきむら で事件があった時には 僕らのネイティブのスウェットロッジもその近くにあり 結果 追い出される事になった経緯もあって あの 事件には人事でない気持ちは常にずっと持っている

 僕が大学に入ったのが 1986年・・・・街は浮かれていて バブル絶頂期 株価はうなぎのぼりでもって 週末に近づくにつれ 日本全体がそわそわしているような雰囲気だった 当然 きゃんぱすには 毎日がふわふわしているような感じで 僕は入学以来 自分の居場所は大学にはないなと思っていた そして 大学1年の冬に アルバイトで水商売と出会って以来 どっぷりとその世界にはまったわけだけども それでも ずっと心の中には違和感はあった それは (金だけでは決して辿り着かない 精神性の高さはどのようにしたら得られるのか?) まあ ありていに言えばそういうことだったと思う 時代があの雰囲気で 新人類と最初に呼ばれたわが世代 まさに 時代と逆行するように 僕は 精神世界的なものに 傾倒していった時代でもあり その中で ネイティブと出合ったわけだけども たぶん オウムに傾倒していった人たちともどこかで 触れ合ったことはあったと思う・・・
 (金がすべてだ) というのが 戦後に辿り着いたこの国のひとつの結晶とするならば (金ではない何か)を求めた若者がそれ以来 急速に増えていったのは道理だと思う ただ そうした若者を受け入れる素地は この国はない 今もたぶんないように思う 僕はその過程で 農業に出会ったことで 現実とコネクトできて 社会復帰もできて そして 労働をすることで 自分自身を支えることができたように思う その差はなんだったのかと考えるのだけども まあ 運 としか良いようがない気がします・・・

 結局は 原発も3・11も そして このオウム・・・いったい何を総括して 何を理解して 何をどう修正できたのかと問われて 答えられる大人が何人いるだろう 僕もよくわからない ただ 土を耕す 農的な何か というのは どこかいずれ将来に渡って 答えに近いところに行くような気がしているのですね 勘だけども・・・

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