昔の話~農業に至った経緯

白かぼちゃ収穫 あの夏の日・・・・

7月24白かぼちゃ収穫
今日の写真 越冬貯蔵する白かぼちゃの収穫 今年の夏野菜はなかなか厳しい状況が続くけども それは かぼちゃも同じ 前半戦のかぼちゃも良くなかったけども 別の畑で作っていた この白かぼちゃ 収穫一回目で軽トラ2台分しかない・・・(泣く) 早ければ例年だと11月ぐらいから 翌年2~3月まで順次出荷してのだけども
どう考えても収量が足らない あと2~3回は収穫すると思うが 今の時点で すでに勝負は決しているわけで
茄子の出来の悪さからも 今年の夏作の出来は ここ10年来ないぐらいに良くない・・・・
 ふー・・・すでに この世界に入って10数年経つというに こうして未だに足元が揺さぶられる事態に どうにも気持ちがついていかない・・・・カフェでも そうめんかぼちゃが人気で 押していこうと思っているのだけども なんせ ものがないので どうしようもない・・・・生産者である利点の最大の武器は ものを自ら作り いくらでも供給でできることなわけだけども それが生かせないとすれば 何のための直営なのか・・・という話しだ

 暑い・・・・昨日 今日と暑い というか 内陸に住んでおられる方は まさに大変なのではないでしょうか? まだ 成田は 銚子からの風や気候に準じているので そこまで暑くはならないけども 畑には何の影もなく 容赦なく降り注ぐネッシャ 朝7時の時点ですでに 汗だく・・・とうとう 一日に5枚はTシャツを変えることになる・・・・体の中に熱が篭って 昼に一旦冷水シャワーを全身浴びるのだけども ふつふつと体の中から篭った熱が出てくる まあ たまりませんな・・・・

 子供のころ どうして夏があんなにも楽しかったのだろう・・・毎朝 近所の家に ラジオ体操が始まる6時半に間に合うように起きて 首にぶら下げたはがきみたいなのに 判子もらって家に帰るとき 今日は何をして遊ぶか とかいろいろ考えたり 学校のプールに行く日は それこそ 毎日 遠足に行くように楽しかった 当時は クーラーなどなかったけども 暑いとか苦しいとかの記憶は一切ない 田舎の子供が遊ぶといっても そんなにリクリエーションの種類があるわけもなく 神社に集まって ソフトボールをやったり かんけりしたり 探検 とか称して
そこらをぶらぶらしたりするだけのことなのだけども とにかく 記憶的には あの夏の時代は楽しかった としか刷り込まれてないみたいだ・・・・中学・高校 とクラブ活動が始まって そのころから 今に至る 苦しみの原初のようなものが始まるわけだけども その分 子供時代は輝かしいものと 脳が現実をすり変えているのかもしれない・・・・最近 心が多少病んでいるせいか 相対性理論がごとくに 時間の流れが一定ではない感じがする たぶん 苦しみのその最中にいるときには 時計を何度も見たりして (どうしてこんなにも時間の流れがゆっくりなのだろう)と 思うように 今は とにかく一日が長く感じる そして 睡眠は浅く 気づけは朝になっていて 灼熱の畑が俺を待つ というように なんだろう・・・今は 呼吸をすること自体が なかなかに難しく感じるほどだ・・・・

 あの夏の日 田園の輝きの中 見上げた空の透き通った青さに 目をやられたまま・・・・つらければつらいほど 過去が美化されて 今から逃げようとする それが人間の弱き心だ 今のこの灼熱の畑を いつか 美化できるときが来るのでしょうかね・・・・・ 

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