コラム・百姓から見た世のつれづれ

赤キャベツ 恐怖は外から迫り来る アウトサイダーの生き方~混沌の時代を生き抜くために

11月15赤キャベツ
(結婚はいくらサプライズを用意したところで持たない 田舎暮らしがイベントだけでは持たないように・・・)

 今日の写真 本日出荷の赤キャベツ いつも思うけども 割るときれいな色合い・・・この秋 ようやくキャベツ類が出荷となる うーむ・・・まったくもって遅い 困ったものだ ここ数年なかった不出来・・・
そして ここ数年なかったといえば 昨日発覚した 卵の件 今週末の出荷から制限がかかりまったくもって頭が痛い そのことで夜も眠れない・・・毎週 隔週 月に一回 その3パターンのお客様に 公平にどう割り振ればいいのか 皆目わからない・・・出荷しながら今日一日考えていたのだけど 正直 気持ちが切れてしまった・・・明日は寝込みそうだ

 新規就農 というものは こうして常に外から問題がやってくるのですな 畑の中のこと 作付けや販売など 自分自身の問題よりも 外から何かが襲ってくるのですよ 自分自身では決して解決しない物事に対処するにはどうすれば良いのか・・・常に試練が襲う その都度 自分の全部の力を振り絞って解決を図ろうとする 自分の持てる力だけではないものもすべて使う そう 神様でも仏様でもなんでもこの際お願いするなりすべてを預ける・・・
そのようにして 今までもそしてこれからも 迫り来る試練を乗り越えていくしかない 答えなどどうしたらいいのかさっぱりわかりません でも なんとかするんだ! という気持ちで なんとかするしかありません・・・ふー これから 1~2ヶ月しばらく 大変だな・・・ふー

 (アウトサイダーの生き方)・・・たぶんだけども 僕はアウトサイダー そのことに明確に気づいたのは 30を過ぎてから・・・だから思うのですよ もっと早く気づけていればな・・・と もし 10代や20代の若い頃に (お前はアウトサイダーだ だから 自分の力で切り開く方法を見つけるんだ) とでも アドバイスを受けていたらば はっ!として もしかして心にぐさっと刺さって そこを起点に何かを考えたかもしれない・・・と思う 
日本の公教育の弱点は 僕のようなアウトサイダー はみ出し者に対して何らの対策を取れていないことだ 一旦 レールを外れたものに対して 我が 日本の社会は冷たい・・・それは 大人になるとよくわかることだ だからこそ 10代や20代のアウトサイダーに対して 早くから 起業なり自らの道を模索すべく 受け皿が必要だと思うけど 今の社会には公的にも私的にもそうしたものは見受けられない・・・(そう 宇多田ヒカルは日本の公教育からは生まれない)
 日本の大方の企業は 自社の社員に対して クリエイティブなど一ミリも求めてはいない 24時間休みなく働け というのが本音だろう そして それを儀式のように受け入れて 一人前の社会人となっていく そこには 暗黙の取引があったわけです しかして それも風前の灯・・・すでに 国や企業は 人の面倒を見る ということを手放しつつある もう 自分のことは自分でやってください でも 税金はいただきます 労働力はください
という段階に入りつつあるわけですな・・・・ここにおいて 個人は どう生きればいいんでしょうか? ということです 今や アウトサイダーであれ 優秀な民間人であれ 立場は同じ土壌になりつつある みな 大海の小船のように ゆらゆら 漂い始めているのですよ・・・そう だからこそ みなさん アウトサイダーになったつもりで 自分のことを考えましょう! というのが僕の提案です・・・・(あ!間違っても百姓になってはだめですよ・・・
百姓はアウトサイダーにすら入ってないかもですからね・・・じゃあ なんなんだてめーは・・・泣)

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