『旬の有機野菜セット』

2月第1週「旬の有機野菜セット」~オータムポエム編 ライバルはキャリー 複合汚染から40年何か変わりましたか?

1月31オータムポエム
2月第1週「旬の有機野菜セット」~オータムポエム編

じゃがいも(十勝こがね) さつまいも(べにはるか) 人参 おふくろ大根+ビタミン大根 白菜 芽キャベツ ターサイ オータムポエム 晩生みず菜 マスタード 

 今日の写真 オータムポエム あらゆる花芽の中でもぴかいちでうまい このオータム・・・専属スタッフYさんが
衝撃でした とのコメントにあるように これが美味いのです 研修時代 このオータム そして 白菜のとう立ち菜
このふたつの花芽には僕も衝撃を受けました 花 というものは その部位には何かが詰まっているのですね
もちろん 基本的には見るべきものでしょう しかして こうして何かを訴えかけてくる野菜というものが この世には存在します そうした 野菜を見つけて それをきちんと お客様にお届けする これが 有機農家としての使命だと思います・・・・

 (百姓農園さんのライバルはどなたですか?何ですか?) 例えばこうした質問を受けたとしよう・・・そうですね しいて挙げるならば・・・・キャリーぱみゅぱみゅですかね・・・(これ半ば真面目に答えます) 先日 車を運転しながら FMを聞いていると キャリーぱみゅぱみゅの新曲が流れてきた 題名 原宿イヤホイ・・・・眉間にしわを寄せてちゃんと聞いてみる そして 思うのですよ これは 僕の対極にあるものだ 僕がやろうとしていることの反対側にあるものだ で・・・最終的に生き残るのは ぱみゅぱみゅなのか 俺なのかと・・・・

 レイチェル・カーソン(沈黙の春) 有吉佐和子(複合汚染)・・・おそらく 環境問題 と呼ばれるジャンルの草分け的存在として 燦然と輝くこの2冊 沈黙の春の出版は 1962年 そして 複合汚染が1975年・・・・それまで 有機農業という言葉が使われてていたかは知らないけども 公に 有機農業 という言葉がこれにより広まったのは事実です 僕が呼ぶ 有機農業第一世代の先輩方が本格的に (無農薬で野菜を作る) ということに挑戦を始めたわけです・・・・でもって それから 約40年~50年・・・・現状はどうなったでしょうか? 
はい わが国の有機農産物の割合は 0.17パーセント 今の日本で 中学から高校へ行く割合は 96・5パーセント 高校へ行くのが 常識とするならば 有機農産物は 非常識はおろか いまだに 認識すらされていない というのが 客観的な考えでしょうか・・・
 以前 よく講演会などしたときに 参加者の方から何度も言われました (最近は消費者の意識もずいぶんと変わってきています 近い内にオーガニックや安全なものはもっと受け入れられていくと思います・・・) はい 残念ながら そうはなっておりません・・・すでに 半世紀が経とうかというに 何が変わったのでしょうか?
 10年前 スマホはありませんでした 今は誰もが持っています 黒電話家にありませんよね? はい それが 物事が変わる ということです(たった10年ですよ) 半世紀が経とうとも 状況は変わっていない それが 僕の属する オーガニック という業界です では あとどれぐらいかかるのでしょうか? これから50年で 何パーセントのシェアを取れるのでしょうか?1パーセント達成するのに 100年かかるでしょうか? 40年後僕はいません 50年後 後継者候補の専属スタッフYさんもいません そのときには 我が農園は果たして存続しているのでしょうか? ・・・・そして キャリーぱみゅぱみゅは生き残っているでしょうか?

 大きな枠組みで 僕がやっていることを考えるに ほとんど 意味を持たないでしょう・・・全体を考えた上で
こうした環境問題やら エコ オーガニックということに取り組むのに 今の時代は 個人的動機 のみでやっていくしか方法がない というのが 結論なのかもしれません そうでないと・・・時代に期待する 消費者に期待する あるいは政府に? それは 不毛 なのだと思います・・・
 50歳になり 凄く考えることは どうしたら 永続的に農園が継続できるのか? 僕がやろうとしていること やりたいことを たとえ僕がいなくなったとしても 続いていく形はどうやったらできるだろうか? ということです
何にも期待できない として では どうやっていくのか? まずは 自分自身が何がどうあっても倒れないこと・・・文字通り 肉体的にも精神的にも そして 経済的にも・・・あくまでも 自分の足元から作っていくしかありませんね・・・・(てことでSB君2月になったよ早く150万振り込んでねうふ☆)もろ期待しとるがな・・・

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