新規就農

モロヘイヤ除草 22歳の若者 地獄が来ました・・・ブロークンアロー!

5月25もろへいや
今日の写真 さて これはモロヘイヤ 直播きでトンネル栽培 それでもって これ見た瞬間に どれがモロヘイヤでどれが 雑草なのか わかりますでしょうか? はい このように 野菜を栽培すると 生態系と言うのは大地と共生しているのがわかります 似たような草が生えてくるのですな で このひとつの穴の中にあるモロヘイヤから雑草を取り除く作業を何秒でできるでしょうか? かなり難度の高い除草作業になります・・・(素人の方はどれがモロヘイヤかわからないでしょ?草残してモロヘイヤ取ったらだめなのよ)

 今日は22歳の若い女性が畑にやってくる 例年この時期ごろは 農園への研修など問い合わせがあったりする 今の専属スタッフYさんが初めてやってきたのがこの5月ごろ・・・・人が動く時期なのですな で この若い方
中学から将来は農業をやってみたく・・・高校を出て 農業大学校へ行き卒業 群馬のセロリ農家で働く そして スイスのバイオダイナミック農場にて1年働く 今は ぶどう農家でバイト・・・と 実際の農業の現場をいくつか経験している マニュアル車も運転できる と 農業エリートなわけです そして この国ではこうした経験のある 非農家出身者が 就農しようとしても 現実は厳しい・・・将来 農業をやってみたい という都市に住む大半の人は 実際には 会社を辞めるという最初のスタートを切ることすら難しい人もいる 研修にすら辿り着くのも難しい 研修に行き実際に遭遇するのは 僕のような完全なる アウトサイダーな人間だったりするわけです(まともな神経ではやっていけないんだ)と 実感する瞬間です(我が農園の場合に限り・・・有機農業の現場は常に戦いであり 妥協はありません その意味で20代前半でそこまでの経験をしている時点で可能性は高い 必要なのは能書きでなくて行動であり 結果だからです・・・こうした若者がいる限り まだ 日本の農業も捨てたもんじゃない いずれJAはこの国からなくなるけどもだからといって 日本の農業がすべてだめになるかはわからない 最後は人の意志が残るのです そう 人間の強い意志だけがね・・・

 5月の3週の時点で トラクターの軸からオイル漏れ 軽トラのタイベル付近からも同じくオイル漏れ・・・昨日は 3台中3台目の一番小さいトラクターの アーム付近から同じくオイル漏れ・・・すべて修理して 軽く50万が飛んで行く・・・そして・・・本物の地獄がやってきました 3・11以来あれから6年・・・保冷庫が壊れました 修理依頼して基盤交換で10万が飛んでいき結局治りませんでした・・・被害総額170万・・・20年持つかと設備投資して2年で壊れました 保証は1年なのですでに2年 これから3年かけてその壊れた保冷庫のローンを払わねばなりません 尚且つ 今年のじゃがいも保存のために 新しい冷媒を買わねばなりません プラス60万前後が必要となります ここ数日ほとんど眠れない・・・このペースだと 秋には自己破産でしょうか・・・はは 5月は 300万近い欠損が生じました 今年は年末を迎えることができるでしょうか? なかなかの地獄が僕を待ち受けていました・・・でも思うのです 金で解決できることはたいしたことはありません そして 僕は誰も傷つけているわけではありません さらに これは僕のミスでもありません・・・すべては カルマ(因果応報)なのだと自分を納得させるしかありません 理由はわかりません でもこうした事態がやってくるのは そうなのだと・・・
 こうして でかい地獄が定期的にやってくるわけですが(最近は7年前後かペースが速くないか?) いつもその度に 僕は 深く深く 自分の一番深いところに潜って この事態を受け止める場所を 探そうとします どこに落としこめる場所があるだろうかこれ・・と もちろん 我が農園は 大丈夫です これぐらいは持ちこたえられます(たぶん・・) 今までもそしてこれからも 毎度 ぎりぎりでやってきましたし これからもそうでしょう・・・
すべてを賭けてやってきました そして これからも変わらず もてるものももたざるものも祈りも含め すべてを動員して乗り越えていきます・・・・(ブロークンアロー!!!隊が全滅に近い状況になったときに指揮官が自軍も含め航空爆撃を要請する最後の手段です・・・・てことで 乙送れ!ブロークンアロー!)

 

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