コラム・百姓から見た世のつれづれ

アウトサイダーじゃが登場 農業はギャンブル 込める仕事とこなす仕事・・・あなたは?

6月29ほかいこがね
今日の写真 これは何でしょう? 見た目 しょうがに見えますよね じゃがいもです ほっかいこがねです・・・・うーむ 君ははみ出したかったのだね わかるよ 俺みたく アウトサイダーな有機農家の畑で育つと そうなるのは必然だろうて・・・

 てことで 今日はひたすら 残りのじゃがいもをほりあげる 雨予報もどこへやらで 午後からは暑さが戻る 湿気も多くかなりばてる てことで なんとかノルマ終了 あと一回 最後 アンデスとほっかいこがね7本掘ったら今年のじゃがいもが終わる 結局のところ 種芋かなり増やしたけども 昨年より少し多いぐらいの収量となりそうだ
4坪の保冷庫がだいたい埋まる 4トンには届かないけども なんとかぎりぎりノルマの一年分は確保できたか・・・・なんせ じゃがいも栽培は 一発勝負 掘ってみないとどれだけ取れるかわからない 農業はギャンブル 安定した落ち着いた暮らしなど イメージでしかない 実際は切った張ったよ・・・・

 仕事 というのはふたつしかない (こめる)仕事か (こなす)仕事か・・・・(と 僕は考えている) このふたつには 頭に別に枕詞がついている (魂をこめる)仕事 そして (そつなくこなす)仕事 前者の魂を・・・という仕事をしている人は 世の中にどれぐらいいるでしょうか? もちろん 大人になり 社会に出て ある程度世の中が見えてくると 魂をこめて仕事をしている人 というのは どの業界にでもいることがわかる でも 数は少ない そして 場合によっては 魂をこめているからこそ 出世できなかったり 煙たがられたり 変人扱いされたり 逆に途方も無いレベルに上り詰める人もいて 天才 と呼ばれる場合もある そして 確実に言えるのは 魂をこめている人には 同じように魂をこめて仕事をしている人が一目でわかるということだ・・・・有機農業 これすべからく 魂を込めねばならん仕事です ゆえに・・・お金儲けや うわすべりの環境問題やら ふわふわした田舎暮らし希望やらを目指すつもりで 有機農業のまねごとを始める人は 必ずや しっぺ返しをくらいます そう 魂を込めたとしても 結果は伴わないもの それが 有機農業というものです でも・・・人としての成長はできるかもしれません
 そして 後者 そつなくこなす仕事・・・これ すべて 数年もしないうちに すべて AI(人工知能)に置き換わるのでしょう ゆえにですよ 誰でも何でも自分の代わりはいくらでもいるような仕事はすべて AIがやることになるのですな そのときにあなたは何をしますか? ベーシックインカム実現したとして あなたは 仕事しますか? そう ここにきて ようやく人は 生活のすべてにおいて (魂を込める) ということが求められる時代にはいったのかもしれません もしかして 人は 科学技術の発展において はじめて 精神的な欲求のみを求めることができるとしたら・・・なんと皮肉な話なんでしょうね・・・・
 でだ・・・お前は何を偉そうに・・・あ? お前はこめてんのか?こなしてんのか? と聞かれればですな・・・
(いやあ そりゃあ こめてるつもりですよ毎日ね・・・でもよ そつなくこなすことすらもできてなかったりもしましてね・・・・いやあ 困りましたなあ・・・・) てめー歯切れ悪いじゃねーか・・・・百姓はのらりくらりよ

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