コラム・百姓から見た世のつれづれ

ヤーコンの伏せこみ 45歳リストラ 一人で生きる意味

今日の写真 ヤーコンをふせこみました こうしてまた1年というサイクルが始まります 収穫は今年の冬12月です 収穫の時期には 新しい年号が始まっていて また いろんなことが新しくなっていくのでしょう 今年は人生でおそらく最後の時代の変わり目・・・今までもいろんなことがありましたが これからも新しい時代でもって いろんなことがあるでしょう その意味も込めて ヤーコンの球根を畑に植え込んでいきます こうして 野菜作りは 未来へと希望を繋ぐものです 種を播かねば人は生きていけません 未来への希望がなければ 同じく 人は生きていけません だから 12月の収穫を目指して やはりまたこの節目の年も 頑張って生きていこうと思います・・・

45歳以上はリストラ・・・ネットで見かけた記事です 誰もが知る大きな会社では今 45歳以上は希望退職という名のリストラ話が進んでいる とのことです そうですか・・・僕が学生の時には こんな時代が来るとは思わなかったですね リストラを進める企業のいくつかは 僕が学生ときには 就職先としては常にベスト10に入っているようなところだったと思います あれから 30年近く 時代は変わったようです 昼に 近くの役場に行く 3月末のこの時期なので 市民課の後ろの席では なんだか テーブルや席をみんなで持ち上げて どこかに運んでいました なんだか 小学生や中学生のクラス変えのようで 楽しそうでしたな みんなで大人が楽しい職場 ・・・30を過ぎたころより 自分にあった生き方はなんだろう? どんな仕事をしたらいいんだろう? 誰もが思うことだと思いますが 僕も真剣に考えたわけです 結論は至ってシンプルでした (人から給料をもらわないこと) です まあ 仕方なくアルバイトは山ほどやりましたが 基本 そう考えるようになってからは 自分のやりたいようにやってきました 僕の場合 ポテンシャルの問題や 能力 性格などなど 多々問題があるわけですが(ですよね?) 当然 優秀ではありません 自分の力で生きていかざるを得ないわけでして 仕方なく 自営で食べていくしかなかった というのが正直なところです つまるところ 誰の言う事も聞きたくない ということです ゆえに 能力がどうであれ 僕は一人でこうしてやっていくしかありませんでした たまたま 農業という世界でなんとかなったので良かったですが 農業でなくとも 僕は結局は一人でなんとか自営でしのいでいたと思います・・・

今 53歳でありますが 農業にはリストラはありません・・・誰かが 辞めて下さい ということもありません もちろん 売り上げがこれ以上減って 辞めざるを得ない時が来るやもしれません でも それもこれもすべて 自分で決めることができます これが欲しかったものです すべてを自分で決められること 若いころに切望していたことです 仕事が苦しいとか条件がどうとか そんなことはどうでも良かったのです その意味で 僕は 欲しかったものを手にすることができました それを思うと 心の底から力が湧いてきます なんとも言えない充実感を感じます ありがたいことだと自然とどこかに何かに誰かに 手を合わせたくなります・・・このように 本当の意味で 一人で自営で生きている同種の人は 自分だけの力ではないことを痛いほど知っております ゆえに 不満などないはずです 社会に対する不満 このシステムに対する不満 なんならば 時代への不満・・・否! そんなものは自分の現状と一切が関係ない すべて甘えである ということを 一人で生きている人は知っているはずです だからこそ 何かを変えようとしているのです あるいは そういう人しか何かを変えられる資格を持ってない とも言えます・・・リストラ いいじゃないですか あなたの新しい人生の一歩です さあ 踏み出しましょう 荒野へ! もともと世界はそうした世界なのですよ なんなら さらに過酷な畑へ来て見ますか? 本当の地獄を教えますよ・・・はは 動かない足をひきずって 地べたはいずり回れば 何かが見えるかもですよ・・はは

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