昔の話~農業に至った経緯

そうめんかぼちゃの植え付け 新たな時代への予感

今日の写真 そうめんかぼちゃの植え付け さて ズッキーニに続いて かぼちゃの植え付けが始まりました 季節はすでに4月に入る時期 バリバリの農繁期がやってきました これから5月の末まで アクセル全開となります 何があろうが 夏野菜の苗を畑に全部植えねばなりません 毎年 この時期はぴりぴりとしております 仕方がございません なので 畑の脇などに 猫がのんびりと歩いていようものならば・・・・(あ!確か時代的に虐待的なコメント書いた時点でだめみたいですね コンプライアンス?てか 平成が終わろうかという時代にですよ 百姓 という屋号つけてる時点でもう何をかいわんや・・・候)

平成が始まった年 僕は大学3年でした 大学は関西でしたが そのときには 中部地方にいて 大学にはほとんど行かずに 別のことをしておりました ネクタイに背広を着て 人前で話す講師のような仕事をしておりました 23歳でありましたが なんでしょう あまり 臆することなく200人ぐらいを前に話をしておりました 社会経験もほとんどなかったのですが 50歳ぐらいの方の前でも 平然と話をしておりました 今 考えれば なんと恐ろしいことなのだろう と思います 無知であること 世を知らない ということの愚かさを当時は知りませんでした 根拠のない自信 それだけが自分の支えだったと思います 上司のような人からは (お前は才能がある だから 幹部として会社に来ないか?) という誘いを受けました 当時はまだ 大学に籍があったので迷った末に断りました その会社は10年後にはきれいになくなりました・・・・ま そういうところでした 時代はバブル・・・日常はいつも ふわふわしておりました 日本の社会がひたすら 右肩で上がっていくイメージ 上がり続けていくイメージが 何のほころびもなく 一直線で光輝いておりました そう 当時は そうした晴れやかなものが 社会を覆っておりました・・・そして 平成が始まり バブルが崩壊して それから以降 この国はずっと永遠と続くように 不況になり 停滞していきました 僕自身はなんだか ほっとした感じを受けましたね だって そんなに良いことばかり続くなんておかしい ですよね・・・だから 不況になろうが 停滞しようが それは当たり前だと思いました ゆえに ばっさりとそれまでを 捨てて 百姓の世界に飛び込んだわけですが まさか こんなにも地獄が待っているとは・・・(泣く)

明日の午前中に新たな元号が発表されるのですが そういったことがどれだけ自分と関係してくるのか 30年前とはずいぶんと距離を感じます ただ やはり 新しい時代が来るのだと思います 昨年 始めて 伊勢神宮に参拝しました それ以来 なんらかのエネルギーのようなものが自分に周囲に漂っている感じがいたします 日本という国の根底にあるもの その根源について 深く考えるようになりました 僕は それを 農耕 を通じて 解き明かしたい そうした思いを強く感じるようになりました 残りの 百姓人生で どこまで迫れるのか・・・新たな一歩を僕も踏み出せたらな と思っております・・・・新たな時代に 合掌

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